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公開日:2023.06.27 最終更新日:2025.12.23

# 看板# 製品# 工事

ロードサイド店舗の大型屋外看板【種類別】設置実績とプロの選び方

ロードサイド店舗の大型屋外看板

「ロードサイド店舗」とは、幹線道路沿いなど車・バイクの通行量が多い通りに面している店舗を指し、視認性が高い・アクセスが良い・来客率が期待できるなどの魅力があります。

 (1)商圏は、車などで10~15分の距離
 (2)ターゲット層が広く、幅広い業種で出店が可能
 (3)商品売場・サービス提供面積が広い
 (4)敷地と建坪の差が大きい

交通量の多い国道道路沿いなどには全国展開している店舗(フランチャイズ店舗など)が連なる傾向があり、さまざまな業界が出店しています。※「路面店」とはビルや商業施設1Fなど人通りが多い通りに面している店舗を指します

 (1)ファミリーレストラン、ファストフード店、カフェなどの飲食店
 (2)コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどの物販店
 (3)カラオケ、ゲームセンターなどのアミューズメント施設
 (4)ガソリンスタンド、カーディーラー、携帯電話ショップ、銀行などのサービス店
 

屋外看板の重要性

ターゲット

屋外看板には「お客様に店舗の存在を認識して頂く」・「商品やサービスを宣伝する」役割などがあり、その看板を見せたいお客様ごとに使い分ける必要があります。生活道路沿いはファミリー層向け、産業道路沿いはビジネ層向けなど、どの層に何の情報を届けるかが重要になります。またロードサイド店舗は特に車両で移動する顧客が多く、商圏外からの来店も多くありますので、自動車やバイクの人向け、歩行者向けなど、こちらもターゲットごとに何の情報を看板で届けるのが効率かを考える必要があります。

役割・効果

遠くからでも店舗の場所がわかる
数十メートル離れたところからでも店舗の位置を把握できていれば見過ごすことはありません。またもともと来店予定に無かったお客様も、看板を見かけたことで来店のきっかけになることもあります。

自動車や歩行者を店舗に誘導できる
店舗近くまで来たのはいいが、入口や駐車場の場所がわからず通り過ぎてしまうことがあります。一度通り過ぎると来店の可能性がぐっと低くなるため、チャンスロスを減らすためにも店舗への確実な誘導が必要です。

お店の特徴や雰囲気が伝わる
看板には「商品やサービスを宣伝する役割」があります。店舗の外観より先に看板が目に入ることも多いため、ロゴや店舗名などとあわせて、サービス内容や店舗情報を明示することで、隣接する店舗との差別化に繋がります。
 

ロードサイド店舗にオススメな屋外看板

大型看板(サインポール)

大型屋外看板(サインポール)

電動ドライブステーション新CI工事|北海道三菱自動車販売様


遠距離からの視認を確保し、店舗の存在をアピールするには「大型看板(サインポール)」がオススメです。通りに面した入口に設置したり、ロゴや店名を掲載したりすることで、効率よく店舗の存在を知って頂くことができます。市街地では障害物が多く場所や大きさによっては視認性が悪くなることもありますので「どこに設置すればよく見えるか」など、事前によく検討しておくことが重要です。

大型看板(サインポール)」設置のポイント
遠くからでも店舗の存在がわかるので、集客アップに繋がります!当社では手前50m~150mから見た完成イメージ(合成写真)を作成し、視認性を事前に確認することで、完成後に見えづらかった・印象と違ったという事態を防ぐことも可能です。

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大型看板(パイロンサイン)


社名・ロゴとともに企業情報やサービス内容をアピールするには「大型看板(パイロンサイン)」がオススメです。こちらも通りに面した出入口に設置することが多く、来店のお客様の目印になります。サービス内容なども合わせて表示することで、他店との差別化や優位性をアピールすることもできます。ただしここでの情報はあくまでも大枠になりますので、情報を盛り込みすぎて逆に内容が入って来ないということがないように注意しましょう。

大型看板(パイロンサイン)」設置のポイント
人が1箇所を見る(滞留する)時間は約0.3秒と言われているように、ほとんどのお客様は流し読みされます。当社ではこういった点も踏まえ経験豊富なスタッフがデザインプランニングから設計まで対応いたします。

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ファサード看板(パラペットサイン)


一目でその店舗だと認知させるとともに、店舗の顔としてお客様を惹きつけるには「ファサード看板(パラペットサイン)」がオススメです。別名「欄間(らんま)看板」とも呼びます。建物入口上部や壁面などの大きなスペースをうまく活用し、コーポレートカラーを用いたり、店舗名を掲載したりします。状況によっては近づかないと視認できないこともありますが、大型かつ高所に設置することで、遠方からの視認性も確保することができます。

ファサード看板(パラペットサイン)」設置のポイント
箱型の看板もあれば、文字のみの看板もあります。デザインや雰囲気によって店舗の印象が左右されるため、慎重に検討しましょう。当社では、箱型看板はもちろん、文字のみ(チャンネル文字・カルプ文字)の製作も得意としておりますので、お気軽にご相談ください。

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壁面看板(LEDビジョンなど)

大型屋外看板(壁面看板)

外装LEDルーバー、サイン一式の設計・製作・施工| シュテルン世田谷様

大型屋外看板(LEDビジョン)

パイロンサイン・LEDビジョン設置、光幕天井製作設置| 鹿児島トヨペット株式会社様


壁面をうまく活用しながら高い広告効果を得るには「壁面看板」がオススメです。壁面看板といっても様々な種類がありますが、なかでもディスプレイや表示機器を使用したLEDビジョン(電子看板)は注目です。防水・防塵性能、耐候性に優れたものもありますので、屋外での使用も可能です。

壁面看板(LEDビジョンなど)」設置のポイント
大きさや設置する場所次第で圧倒的な存在感が出る壁面看板は、遠くからの視認性もよく、掲載内容を工夫することで誘目性も高まります。当社では様々な種類の看板の施工実績も豊富にありますので、まずはご相談ください。

IN看板(案内看板)


スムーズに店舗へとご案内するには「IN看板」がオススメです。入口がわかりづらく万が一通り過ぎてしまうと、Uターンという手間がかかるため来店を諦めてしまうお客様も多くいらっしゃいます。走行中の車やバイクからも認識できることで、見逃すことなく駐車場やドライブスルーに誘導できます。また遠方の店舗へ誘導するため「○○店 ここから〇〇㎞先【→】」「駐車場〇〇台完備」と具体的な距離や情報を明記した野立看板(告知)を設置しておくことで、より確実にご案内することができます。また、もし出入口が別々の場合は、お客様が迷われないようかつ事故に繋がらないよう、OUT看板の設置も検討しましょう。

IN看板(案内看板)」設置のポイント
敷地内の土間に文字やラインを塗装することで、来店したお客様をよりスムーズに駐車スペースなどに誘導することができます。当社では看板設置と合わせて敷地内の誘導ライン塗装などの付帯工事も承っておりますので、お気軽にお問合せください。

価格看板(プライスサイン)


ガソリンスタンドやコインパーキングで多く見かけますが、他社との差別化に繋がる価格などを表示するには「プライスサイン」がオススメです。価格情報は、店舗に入るか入らないかを決断する重要な要素になります。また金額に関しては、2021年4月より「総額表示」が義務化されましたので、税込み表示の金額を掲載するように注意しましょう。

価格看板(プライスサイン)」設置のポイント
金額変動の頻度を考え、変更可能な看板にするか、表示固定の看板にするかなどを検討しましょう。当社では、インターネット回線を利用し、webブラウザ上で複数店舗の価格看板(LEDプライスサイン)の機能・価格設定を一括管理することができるシステム「EPS-Incems」もご用意しております。

立地環境・店舗規模に応じた、屋外看板の選び方

店舗の看板は、ただ設置するだけでは十分な効果が得られません。「どこに店舗があるのか」「どの距離から認識してもらうべきか」「歩行者か車か」など、立地条件・道路環境・店舗の大きさによって、適切な看板タイプは大きく変わります。ここでは、視認性の観点から「立地別・道路速度」「店舗規模別」でおすすめの看板タイプを整理しました。初期検討の参考目安として、全体像をつかむ際にご活用ください。
※道路幅員・建物位置・周辺障害物など、実際の条件によって最適な看板は変わります。
※法規制(屋外広告物条例など)により選べるサイズ・形式が異なる場合があります。
※敷地形状・駐車場レイアウト・周辺建物の有無などにより、最適な看板構成は異なります。
※複数の看板を組み合わせることで、認知性が大きく向上するケースもあります。

立地・道路速度 × おすすめ看板タイプ

ドライバー・歩行者がどのくらいのスピードで接近するかによって、最適な看板の位置・サイズ・種類は異なります。
まずは、店舗前の道路状況を基準に考えると、看板選びがスムーズです。

立地・道路速度特徴(視認環境)看板種類看板サイズ
低速道路
(〜40km/h)
生活道路沿い
視認距離が短く、歩行者・自転車の目線で読まれる。・袖看板/突出看板
・ファサード看板
・小型パイロンサイン
・視認距離10〜30m
・文字高15〜25cm
・細かな情報も読み取られる
中速道路
(40〜60km/h)
一般ロードサイド
車の速度があり、看板は“瞬間認知”が必要。・中型パイロンサイン
・中型ポール看板
・壁面看板
・文字高30〜50cm
・細かい情報は避け、ロゴ・カラーで識別
交差点・分岐付近
(誘導が必要)
右左折判断が必要。信号待ちで停車中にも読まれる・パイロンサイン
・自立型案内サイン
・袖看板
・誘導サインは大きめ矢印+太字
・距離表示は大きく明瞭に
車来店が多い大型店
広い敷地
遠くからでも“店舗の存在”を認識させる必要がある。・大型パイロンサイン
・大型ポール看板
・大型壁面看板
・文字高60cm〜1mで遠距離認識
・ロゴは2m級あると効果的

店舗の大きさ別 × おすすめ看板タイプ

店舗の規模によって、求められる視認距離や看板の存在感は大きく異なります。
小型店舗は「近距離での気づき」、大型店舗は「離れた位置からの発見」がポイントです。

店舗の規模特徴(視認環境)看板種類看板サイズ
小規模店舗
(〜20坪程度)
道路からの視認距離が短く、入口位置を明確にしたい。・袖看板/突出看板
・ファサード看板
・小型パイロンサイン
・小型誘導サイン
・近距離で読まれるため 文字高15〜20cm
・設置位置の明確さが最優先
中規模店舗
(20〜80坪)
店前の通行量が多く、ブランド認知も重視。・中型パイロンサイン
・中型ポール看板
・中型壁面看板
・駐車場誘導サイン
・文字高25〜40cmが読みやすい
・正面側面の二面展開で視認性UP
大型店舗(80坪〜)
車来店が多い業態
敷地が広く、遠方からの視認が必要。・大型パイロンサイン
・大型ポール看板
・大型壁面看板
・複数の入口誘導サイン
・遠距離視認向けに文字高40〜60cm
・ロゴは1.5〜2m以上が目安
物流倉庫・工場系
(数百坪〜)
敷地が広く、アクセス道路からの距離がある。・大型パイロンサイン
・大型ポール看板
・大型壁面看板
・敷地内の誘導サイン
・視認距離100m以上を想定し文字高80cm〜1m以上
・ロゴは2〜3m級が効果的

ロードサイド店舗の屋外看板「施工に関わる法令」

都道府県や市町村などの各自治体は、国土交通省が所管する屋外広告物法に基づき、屋外広告物条例を定めており、この条例は【良好な景観の形成】と【風致の維持】および【公衆への危害防止】のためにあります。主に「看板の種類に応じて掲出できる大きさ」、「看板に使用できる色やトーン」、「看板の掲出が許可されている区域」、「看板の掲出が禁止されている区域」など、屋外看板に対して様々な規制が設けられており、必ずこの条件を守らなければなりません。
その地域ごとの条例を都度確認する必要はありますが、特にロードサイド店舗の屋外看板を設置するにあたり必要になってくるであろう法令や申請の一部を簡単にご紹介いたします。

「屋外広告物許可申請」・・・屋外広告物法

基本的に、屋外広告物(看板)を設置する場合には、屋外広告物条例に従い許可申請を行う必要があります(許可不要の場合もあります)。申請先は、都道府県または市区町村(政令指定都市・中核市・景観行政団体)で、所定の手続き、審査が完了し、許可証がおりて初めて看板を掲出することができます。

「工作物確認申請」・・・建築基準法

高さ(全長)が4mを超える大型の看板は、構造計算等で安全上支障がないことを、建築主事または指定確認検査機関に確認して頂く必要があります。これは、地上に直接建てる場合(サインポールやパイロンサインなど)でも、建築物に設置する場合(壁面看板やファサード看板など)でも、単体として風圧力や地震力等の荷重・外力に対して安全なものとしなければなりません。申請先は、特定行政庁または民間の確認審査機関で、確認済証が下りなければ看板工事に着手してはならず、検査済証が下りなければ看板は使用してはいけません。

「防火地域内の規制」・・・建築基準法

防火地域内にある看板・広告塔・装飾塔・その他これらに類する工作物で、高さ(全長)が3mを超える看板、屋上に設置する看板(建築物の屋上に設けるものは高さ関係なく)は、その主要な部分を不燃材料でつくるか、不燃材料で覆わなければならないと義務付けられています。

「道路占用許可申請」・・・道路法

看板本体や看板一部が、道路境界を超えて敷地から道路上空にはみ出て設置する場合は、安全に問題はないか、道路本来の機能を妨げていないか、などの審査および許可が必要となります。申請先は、道路管理者(国道は国道事務所、県道は県、市道は市)で、許可証が下りなければ、占用物の設置をしてはいけません。

「道路使用申請」・・・道路交通法

道路交通法では、信号や道路標識を妨げるような工作物を設置してはいけない、道路に交通妨害となる物品を置いたりしてはいけない、とされています。これは看板の設置工事の時にも注意しないといけないことで、道路において工事もしくは車両制限をする時や、道路に広告塔・アーチを設ける時にも、通行車両と歩行者、道路の安全に問題はないか審査を受ける必要があります。申請先は、所轄の警察署(国道・都道府県道・市道等、道路の種別に関係なく、警察とは別に道路管理者への届出が必要な行政もある)で、許可証が下りれば着工が可能となります。

立地ごとに適した屋外看板で、集客UP

ロードサイド店舗の屋外店舗は車やバイクで来客される方が多いため、そのお客様が「わかりやすい看板のデザインにすること」、「見つけやすい看板の設置場所にすること」がポイントです。さらに大型看板においては、一時的ではなく設置し続けることで目印にもなり、店舗の認知度にも貢献するなど、店舗運営には欠かせない存在ですので、念入りに計画をたてましょう。

朝日エティックは全国ネットワーク全国19事業所、5工場、技術開発センター、トレーニングセンターを相互に結ぶ全国ネットワークがあり、全国各地のロードサイド店舗様からご依頼頂いており、小型看板から大型看板まで豊富な実績がございます。また看板だけでなく、「建築・土木工事」、「内外装工事」、「電気・計装・防爆工事」、「塗装工事」なども事業展開しており、店舗に関わる全ての付帯工事もワンストップで承ります。「ロードサイド店舗の新規出店」や「全国展開しているロードサイド店舗のリニューアル」は、企画設計から施工までを一貫して行う当社に、是非ご相談ください!