03-3265-9181
お問い合わせ受付時間:平日 9:00~17:30
ダウンロード
お役立ち情報
公開日:2024.08.27 最終更新日:2026.10.01
# 看板工事# 看板

屋外看板の色褪せや日焼け、素材の劣化にお悩みではありませんか?サインの美観を長く保ち、安全性を確保するためには、日頃の状況把握と適切なタイミングでのメンテナンスが欠かせません。この記事では、法人の施設管理者様や店舗オーナー様に向けて、看板の色褪せ・日焼けの根本的な原因から、耐久性を高めるフィルム選定やラミネートなどの製作時の対策、そして適切な修理・交換のタイミングまでプロの視点で解説します。

季節や時間帯で差はありますが、紫外線は夏をピークに1年中降り注いでいます。冬でも夏の半分程度の紫外線量はあると言われており、曇りや雨の日でも紫外線が地上に届かないわけではありません。つまり屋外にある看板は、常に紫外線を浴びているということになります。
※図解説(気象庁HP https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/link_uvindex_norm56.htmlより):各地点の日最大UVインデックスを1997年から2008年までの期間について平均した月別グラフです。UVインデックスは、衛星による上空のオゾン量や日照時間などのデータを用いて解析しています。

看板の設置場所で差はありますが、高温や急激な温度変化も褪色やひび割れなどの劣化を加速させる要因となります。また面板の伸縮が激しくなり、一般的な耐用年数よりも短くなる場合があります。昨今1日の寒暖差が激しくなるなど外部の影響を受けやすくなっていますので、目安の耐用年数よりも余裕をもって劣化状況を確認するようにしましょう。
※図解説(気象庁HP過去の気象データ検索https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.phpより): 2024年7月東京の日ごとの値を検索およびグラフ化

空気中には、粒子状物質(PM)・二酸化窒素(NO2)・オゾン(O3)・二酸化硫黄(SO2)・一酸化炭素(CO)など、さまざまな汚染物質が存在します。また風に漂うだけでなく、雨粒と一緒になり酸性雨として害を及ぼします。屋外看板は酸素や湿度、こうした汚染物質に長期間晒され影響を受けていることになります。
「色褪せや退色は、表面だけの話で本体構造とは関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。看板の表面に現れる色褪せや日焼け、チョーキングは、物理的な寿命(実質的耐用年数)が近づいている重要なサインでもあります。保護層であるフィルムやインクが劣化している状態は、紫外線や雨風が直接下地や面板に影響を及ぼし始めていることを意味します。これを放置すると、看板の基礎・支持部、面板自体の深刻な腐食や強度低下を招く恐れがあります。
看板の種類によって税法上の法定耐用年数(例:建植看板は金属造で20年など)は異なりますが、実際の屋外環境ではそれよりも早く劣化が進行します。自社の看板が現在どのような状態にあるのか、以下の具体的な劣化現象から見極めていきましょう。看板の「耐用年数」や会計上の減価償却、種類別の詳細については看板の「耐用年数」は何年?【プロが教える】種類別の法定耐用年数一覧と減価償却、寿命を延ばす点検術まで完全解説をご覧ください。

インキの色材(顔料)を構成する化合物が、紫外線によって変化・破壊されるため、褪色してしまいます。中でもY(イエロー)とM(マゼンタ)は化学的な結合が弱いため、紫外線に強いC(シアン)とK(ブラック)より、比較的早めに色褪せてしまいます。
黄色や赤色などの暖色系は、看板のアイキャッチとして高い効果を発揮する反面、紫外線による褪色への配慮も必要になります。なお、看板の配色や色彩がもたらす集客への心理効果について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
目立つ看板はどこを工夫している?集客に繋がる店舗看板にするには?

設置から長期間経過すると、塗装やフィルムの劣化が始まります。劣化症状の一つとしてチョーキング(白亜化)=表面上に白粉がふきます。この白粉の正体は、色を構成する合成樹脂が分解され粉状になったものです。褪色よりもさらに劣化した現象になり、このまま放置すると割れなど更なる劣化を招きますので、事故やトラブルが発生する前に早めの修繕をしましょう。

屋外使用が前提のため、耐候性・粘着性に優れており、変色・変形等の劣化を起こしにくい特長があります。屋外耐候性の目安は各メーカーで違いはありますが、代表的な耐候性の目安として、短期(数か月~1年程度)、中期(3~5年程度)、中長期(5~7年程度)、長期(8年程度)となっています。設置環境に合わせた適切なフィルムの選び方や、プロによる施工方法の詳細は以下の記事でも詳しく解説しています。
カッティングシート看板(マーキングフィルム貼)【図・文字向き】

耐候性があるインキ使用に加え、印刷方法を工夫すればより効果を高めることができます。例えば透明基材などでは、裏面に印刷することで傷や紫外線劣化などを防ぐことができ、表面に印刷する場合はオーバーコートすることで耐候性を上げることが出来ます。
シルク印刷による屋外看板製作|大量生産でコスト削減!

UVラミネートやUVカット機能付きフィルムなどで印刷面を保護することにより、色落ちや摩耗、紫外線による劣化を防いで強度を向上させることができます。さらに、照明や太陽光の乱反射を抑えて落ち着いた仕上がりになるマットラミネートや、写真などを鮮やかに見せるツヤのあるグロスラミネートなどを使い分けることで、看板を保護するだけでなくデザインの印象を高めることも可能です。朝日エティックでは設置環境に合わせて最適な仕様をご提案します。
屋外看板は紫外線以外にも、雨や風といった気候変動や衝撃など外的要因による影響があります。当社では、さまざまな試験やデータ分析を行い、その結果を看板製作に反映させることで、さらに高品質な製品製作に繋げています。
朝日エティックの看板製作の品質管理・品質向上はこちら
屋外暴露試験
防水性能試験
風圧試験
風圧試験
| 屋外暴露試験 | 日本各地で屋外暴露試験を行い、気候、設置環境が使用資材に与える影響について研究しています。 |
| 防水性能試験 | IP等級に相当する社内試験を行い防水性の向上に努めています。 |
| 風圧試験 | 風圧試験では、試験体内部を減圧することで風圧力と同等の圧力を模擬的に再現し、アクリル面板などの強度を確認しています。 |


株式会社レンタルのニッケン様より、悪天候で既設看板の一部が外れてしまったとのご連絡をいただき現地調査を実施しました。現地調査を行ったところ、看板の脱落に加え、長年の退色や取付部分の経年劣化も進んでいたため、建屋前面・背面の2面における壁面看板を全面的に刷新いたしました。
株式会社レンタルのニッケン様の施工事例詳細はこちら
| 項目 | 概要 |
| 看板仕様 | アルミ複合板+フィルム 切り文字 |
| 施工内容 | 壁面看板全面交換(表面・裏面の2か所) |
| 施工期間 | 4日間 |
看板(屋外広告物)の継続申請や安全点検は、施設や店舗の安全を担保し、適正に運用するために必ず実施すべき義務です。該当する屋外看板の設置には行政による許可が必要であり、多くの場合は3年ごとの継続許可や点検・補修を経て次の期間まで維持されることになります。しかし、適切な点検・補修を経て次の期間まで安全を担保している状態であっても、その期間の間にも、近年の激しい気候変動や予期せぬ自然災害などの影響が続いた場合、想定よりも劣化のスピードが早まることがあります。看板の維持管理においては、法的な点検サイクルを厳守することに加え、以下の点を常に意識しておく必要があります。
| 自然災害への備え | 予期せぬ気象影響等により、想定以上に劣化の進行が早まるリスクを想定しておくこと。 |
| 美観の維持 | 企業の「顔」である看板の退色や剥がれを防ぎ、ブランド価値の低下や不信感を回避すること。 |
適切な点検・補修を経て安全を維持することは義務ですが、自然災害等の影響で予想以上に色褪せや劣化が進行する場合もあるため、日頃の美観維持や適切な仕様選定への配慮が不可欠です。初期段階での「色褪せ」のサインを見逃さず、専門業者による点検と迅速な修繕を行うことが、確実な施設運営とブランド価値の保全につながります。

屋外看板は天候の影響を受けやすい環境にあり、微々たる影響でも日々蓄積され、想定より早く劣化していることもあります。しかし看板表面の劣化であれば、色褪せや汚れなど視覚的にわかりやすい変化でもあるので、いち早く発見、修繕ができるとも言えます。
朝日エティックは塗装・フィルム・シルク印刷などさまざまな看板面板を取り扱っており、現状のお悩みについて経験や知識をもとに解決策をご提案いたします。また小型看板から10mを超える大型看板まで幅広く対応しており、メンテナンスや設置に必要な付帯工事も、15もの事業(建築土木・電気計装・内外装・塗装など)を展開している当社であれば、施設・店舗にいま必要な工事を、一括で実施することが可能です。一括で依頼することで複数会社とのやり取りに悩まされることもありません。看板に関することはまずはお気軽にご相談ください。