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2023.06.27

# 看板# 製品# 工事

看板のプロが教える!ロードサイド店舗にオススメの屋外看板【7選】

ロードサイド店舗

「ロードサイド店舗」とは、幹線道路沿いなど車・バイクの通行量が多い通りに面している店舗を指し、視認性が高い・アクセスが良い・来客率が期待できるなどの魅力があります。交通量の多い国道道路沿いなどには全国展開している店舗(フランチャイズ店舗など)が連なる傾向があり、[1]ファミリーレストラン、ファストフード店、カフェなどの飲食店、[2]コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどの物販店、[3]カラオケ、ゲームセンターなどのアミューズメント施設、[4]ガソリンスタンド、カーディーラー、携帯電話ショップ、銀行などのサービス店など、様々な業界が出店しています。※「路面店」とはビルや商業施設1Fなど人通りが多い通りに面している店舗を指します

そんなロードサイド店舗の屋外看板は、通行量が多い場所へ設置されるため高い宣伝効果が得られやすく、集客率アップに大きく貢献できます。また同じ場所に設置され続けることで目印代わりに活用されたりと、店舗の名前や場所がより印象に残りやすくなる効果もあります。
 

ロードサイド看板の「ターゲット」と「役割・効果」

ターゲット

屋外看板には「お客様に店舗の存在を認識して頂く」・「商品やサービスを宣伝する」役割などがあり、その看板を見せたいお客様ごとに使い分ける必要があります。生活道路沿いはファミリー層向け、産業道路沿いはビジネ層向けなど、どの層に何の情報を届けるかが重要になります。またロードサイド店舗は特に車両で移動する顧客が多く、商圏外からの来店も多くありますので、自動車やバイクの人向け、歩行者向けなど、こちらもターゲットごとに何の情報を看板で届けるのが効率かを考える必要があります。

役割・効果

■遠くからでも店舗の場所がわかるように
数十メートル離れたところからでも店舗の位置を把握できていれば見過ごすことはありません。またもともと来店予定に無かったお客様も、看板を見かけたことで来店のきっかけになることもあります。

■自動車や歩行者を店舗に誘導できるように
店舗近くまで来たのはいいが、入口や駐車場の場所がわからず通り過ぎてしまうことがあります。一度通り過ぎると来店の可能性がぐっと低くなるため、チャンスロスを減らすためにも店舗への確実な誘導が必要です。

■お店の特徴や雰囲気が伝わるように
看板には「商品やサービスを宣伝する役割」があります。店舗の外観より先に看板が目に入ることも多いため、ロゴや店舗名などとあわせて、サービス内容や店舗情報を明示することで、隣接する店舗との差別化に繋がります。

ロードサイド店舗にオススメな屋外看板

大型看板(サインポール)

サインポール(北海道三菱自動車販売様)

電動ドライブステーション新CI工事|北海道三菱自動車販売様


遠距離からの視認を確保し、店舗の存在をアピールするには「大型看板(サインポール)」がオススメです。通りに面した入口に設置したり、ロゴや店名を掲載したりすることで、効率よく店舗の存在を知って頂くことができます。市街地では障害物が多く場所や大きさによっては視認性が悪くなることもありますので「どこに設置すればよく見えるか」など、事前によく検討しておくことが重要です。

大型看板(サインポール)」設置のポイント
遠くからでも店舗の存在がわかるので、集客アップに繋がります!当社では手前50m~150mから見た完成イメージ(合成写真)を作成し、視認性を事前に確認することで、完成後に見えづらかった・印象と違ったという事態を防ぐことも可能です。

大型看板の製作方法の一つとして「立体的な看板にも対応可能」「低コストで大量生産が可能」の【シルク印刷】もございます。屋外看板の製作「シルク印刷」【広範囲・大量生産向き】特集もあわせてご覧ください。

大型看板(パイロンサイン)


社名・ロゴとともに企業情報やサービス内容をアピールするには「大型看板(パイロンサイン)」がオススメです。こちらも通りに面した出入口に設置することが多く、来店のお客様の目印になります。サービス内容なども合わせて表示することで、他店との差別化や優位性をアピールすることもできます。ただしここでの情報はあくまでも大枠になりますので、情報を盛り込みすぎて逆に内容が入って来ないということがないように注意しましょう。

大型看板(パイロンサイン)」設置のポイント
人が1箇所を見る(滞留する)時間は約0.3秒と言われているように、ほとんどのお客様は流し読みされます。当社ではこういった点も踏まえ経験豊富なスタッフがデザインプランニングから設計まで対応いたします。

目立つ看板の工夫に関しては目立つ看板はどこを工夫している?集客に繋がる店舗看板にするには?特集もあわせてご覧ください。

ファサード看板(パラペットサイン)


一目でその店舗だと認知させるとともに、店舗の顔としてお客様を惹きつけるには「ファサード看板(パラペットサイン)」がオススメです。別名「欄間(らんま)看板」とも呼びます。建物入口上部や壁面などの大きなスペースをうまく活用し、コーポレートカラーを用いたり、店舗名を掲載したりします。状況によっては近づかないと視認できないこともありますが、大型かつ高所に設置することで、遠方からの視認性も確保することができます。

ファサード看板(パラペットサイン)」設置のポイント
箱型の看板もあれば、文字のみの看板もあります。デザインや雰囲気によって店舗の印象が左右されるため、慎重に検討しましょう。当社では、箱型看板はもちろん、文字のみ(チャンネル文字・カルプ文字)の製作も得意としておりますので、お気軽にご相談ください。

箱文字(チャンネル文字)看板とは【種類・特徴・切り文字との違い】特集や、切り文字看板の種類と選定目安【素材の特徴と合わせてご紹介】特集もあわせてご覧ください。

壁面看板(LEDビジョンなど)

壁面看板(シュテル世田谷様)

外装LEDルーバー、サイン一式の設計・製作・施工| シュテルン世田谷様

LEDビジョン(鹿児島トヨペット川内店様)

パイロンサイン・LEDビジョン設置、光幕天井製作設置| 鹿児島トヨペット株式会社様


壁面をうまく活用しながら高い広告効果を得るには「壁面看板」がオススメです。壁面看板といっても様々な種類がありますが、なかでもディスプレイや表示機器を使用したLEDビジョン(電子看板)は注目です。防水・防塵性能、耐候性に優れたものもありますので、屋外での使用も可能です。

壁面看板(LEDビジョンなど)」設置のポイント
大きさや設置する場所次第で圧倒的な存在感が出る壁面看板は、遠くからの視認性もよく、掲載内容を工夫することで誘目性も高まります。当社では様々な種類の看板の施工実績も豊富にありますので、まずはご相談ください。

IN看板(案内看板)


スムーズに店舗へとご案内するには「IN看板」がオススメです。入口がわかりづらく万が一通り過ぎてしまうと、Uターンという手間がかかるため来店を諦めてしまうお客様も多くいらっしゃいます。走行中の車やバイクからも認識できることで、見逃すことなく駐車場やドライブスルーに誘導できます。また遠方の店舗へ誘導するため「○○店 ここから〇〇㎞先【→】」「駐車場〇〇台完備」と具体的な距離や情報を明記した野立看板(告知)を設置しておくことで、より確実にご案内することができます。また、もし出入口が別々の場合は、お客様が迷われないようかつ事故に繋がらないよう、OUT看板の設置も検討しましょう。

IN看板(案内看板)」設置のポイント
敷地内の土間に文字やラインを塗装することで、来店したお客様をよりスムーズに駐車スペースなどに誘導することができます。当社では看板設置と合わせて敷地内の誘導ライン塗装などの付帯工事も承っておりますので、お気軽にお問合せください。

価格看板(プライスサイン)


ガソリンスタンドやコインパーキングで多く見かけますが、他社との差別化に繋がる価格などを表示するには「プライスサイン」がオススメです。価格情報は、店舗に入るか入らないかを決断する重要な要素になります。また金額に関しては、2021年4月より「総額表示」が義務化されましたので、税込み表示の金額を掲載するように注意しましょう。

価格看板(プライスサイン)」設置のポイント
金額変動の頻度を考え、変更可能な看板にするか、表示固定の看板にするかなどを検討しましょう。当社では、インターネット回線を利用し、webブラウザ上で複数店舗の価格看板(LEDプライスサイン)の機能・価格設定を一括管理することができるシステム「EPS-Incems」もご用意しております。

懸垂幕・のぼり

特にアピールしたい文字やイラスト(期間限定など)を表示し宣伝するには「懸垂幕・のぼり」などがオススメです。主にイベントやセールなど、短期間の使用で設置されることが多いです。素材はターポリン(耐久性:約3~5年)・トロマット(耐久性:約3ヶ月)・テトロンポンジ(耐久性:約1週間)などがあり、使用期間や使用場所、予算次第で選択すべきものが変わってきますので、よく比較しましょう。

懸垂幕・のぼり」設置のポイント
看板は基本的に長期設置されるものですが、期間限定など短期間使用の場合には、簡単に取り外しができるもの、簡単に表示内容を変えることができるものなど、店舗運営の戦略に合わせて使い分けしましょう。

ロードサイド店舗の屋外看板「施工に関わる法令」

建築・土木工事一式(株式会社ENEOSウイング Dr.Drive横浜港北インターTS様)

都道府県や市町村などの各自治体は、国土交通省が所管する屋外広告物法に基づき、屋外広告物条例を定めており、この条例は【良好な景観の形成】と【風致の維持】および【公衆への危害防止】のためにあります。主に「看板の種類に応じて掲出できる大きさ」、「看板に使用できる色やトーン」、「看板の掲出が許可されている区域」、「看板の掲出が禁止されている区域」など、屋外看板に対して様々な規制が設けられており、必ずこの条件を守らなければなりません。
その地域ごとの条例を都度確認する必要はありますが、特にロードサイド店舗の屋外看板を設置するにあたり必要になってくるであろう法令や申請の一部を簡単にご紹介いたします。

「屋外広告物許可申請」・・・屋外広告物法

基本的に、屋外広告物(看板)を設置する場合には、屋外広告物条例に従い許可申請を行う必要があります(許可不要の場合もあります)。申請先は、都道府県または市区町村(政令指定都市・中核市・景観行政団体)で、所定の手続き、審査が完了し、許可証がおりて初めて看板を掲出することができます。

「工作物確認申請」・・・建築基準法

高さ(全長)が4mを超える大型の看板は、構造計算等で安全上支障がないことを、建築主事または指定確認検査機関に確認して頂く必要があります。これは、地上に直接建てる場合(サインポールやパイロンサインなど)でも、建築物に設置する場合(壁面看板やファサード看板など)でも、単体として風圧力や地震力等の荷重・外力に対して安全なものとしなければなりません。申請先は、特定行政庁または民間の確認審査機関で、確認済証が下りなければ看板工事に着手してはならず、検査済証が下りなければ看板は使用してはいけません。

「防火地域内の規制」・・・建築基準法

防火地域内にある看板・広告塔・装飾塔・その他これらに類する工作物で、高さ(全長)が3mを超える看板、屋上に設置する看板(建築物の屋上に設けるものは高さ関係なく)は、その主要な部分を不燃材料でつくるか、不燃材料で覆わなければならないと義務付けられています。

「道路占用許可申請」・・・道路法

看板本体や看板一部が、道路境界を超えて敷地から道路上空にはみ出て設置する場合は、安全に問題はないか、道路本来の機能を妨げていないか、などの審査および許可が必要となります。申請先は、道路管理者(国道は国道事務所、県道は県、市道は市)で、許可証が下りなければ、占用物の設置をしてはいけません。

「道路使用申請」・・・道路交通法

道路交通法では、信号や道路標識を妨げるような工作物を設置してはいけない、道路に交通妨害となる物品を置いたりしてはいけない、とされています。これは看板の設置工事の時にも注意しないといけないことで、道路において工事もしくは車両制限をする時や、道路に広告塔・アーチを設ける時にも、通行車両と歩行者、道路の安全に問題はないか審査を受ける必要があります。申請先は、所轄の警察署(国道・都道府県道・市道等、道路の種別に関係なく、警察とは別に道路管理者への届出が必要な行政もある)で、許可証が下りれば着工が可能となります。

立地ごとに適した屋外看板で、集客UPを目指しましょう!

屋外広告物の一括施工なら

ロードサイド店舗の屋外店舗は車やバイクで来客される方が多いため、そのお客様が「わかりやすい看板のデザインにすること」、「見つけやすい看板の設置場所にすること」がポイントです。さらに大型看板においては、一時的ではなく設置し続けることで目印にもなり、店舗の認知度にも貢献するなど、店舗運営には欠かせない存在ですので、念入りに計画をたてましょう。

朝日エティックは全国ネットワーク全国19事業所、5工場、技術開発センター、トレーニングセンターを相互に結ぶ全国ネットワークがあり、全国各地のロードサイド店舗様からご依頼頂いており、小型看板から大型看板まで豊富な実績がございます。また看板だけでなく、「建築・土木工事」、「内外装工事」、「電気・計装・防爆工事」、「塗装工事」なども事業展開しており、店舗に関わる全ての付帯工事もワンストップで承ります。「ロードサイド店舗の新規出店」や「全国展開しているロードサイド店舗のリニューアル」は、企画設計から施工までを一貫して行う当社に、是非ご相談ください!