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公開日:2024.07.10 最終更新日:2025.09.02
# 看板工事# 看板# 工事
大型看板の修理・交換・撤去は、看板のプロにお任せください【費用感や注意点を解説】
店舗や事務所の移転や、閉店といった場合、速やかに看板撤去および原状回復する必要があります。また鉄骨に錆や腐食があったり、著しい破損で修復も厳しかったりする場合も、早めに取りかえるか処分するかを検討する必要があります。看板は大型のものから構造が特殊なものまでさまざまなタイプが存在します。撤去にあたり費用に影響する項目や注意点もありますので、参考にして頂ければと思います。
沿岸部では塩害による腐食が早く進み、幹線道路沿いでは排気ガスや振動が劣化を加速させることがあります。またビルの谷間にある看板は風の通り道となり、構造への負担が想定以上に大きくなることもあります。設置環境を考慮した定期点検と、状況に応じた修理・交換・撤去の判断が不可欠です。
修理が必要なサイン
「色褪せ/褪色」や「不点灯/照明不良」や「塗装剥がれ」などの相談が多く、特にLEDや蛍光灯が部分的に切れていると、文字が欠けて見え、店舗の印象を損なうばかりか営業中かどうかも伝わりにくくなります。また、金具やビスの緩み、フレームの小さな歪みを放置すると、わずかな強風でも看板全体が揺れ、事故に繋がる可能性があります。
交換を検討すべきサイン
「表面のひび割れ・色あせ・剥がれ」、「看板自体の歪み・破損」、「表示内容の古さ(営業時間やメニュー変更に未対応)」など、修理で補えない劣化は交換のタイミングです。繰り返し補修するより新規製作の方が費用対効果が高いケースも少なくありません。また、店舗リニューアル時に看板を刷新することで、外観の統一感や新規顧客への訴求力を高められます。
撤去を急ぐべきサイン
不要な看板を放置すると、景観を損ない「空き店舗感」を強調してしまいます。特に老朽化した看板は、見た目以上に内部の鉄骨が腐食していることも多く、強風時の倒壊リスクが高まります。実際に各自治体では「屋外広告物条例」に基づき、老朽看板に対して撤去や改修を指導するケースも増えています。特に高さ4mを超える大型看板は構造計算や工作物確認申請が必要となり、撤去・交換の際も専門業者による安全な施工が求められます。
屋外看板を放置することの危険性
看板を所有する人は、最後まで責任を持つ必要があります
近年、日本各地で「大型の屋外看板が落下/倒壊する」というニュースを耳にします。頑丈な素材で製作したとしても、強風や豪雨・沿岸部における塩害・四季による温度変化・夏場の高温高湿度など、屋外看板はさまざまな外的要因に醸されています。これらによって徐々に腐食・劣化していき、蓄積したダメージにより万が一事故が発生した場合は賠償責任を問われることもあります。屋外看板は何も手入れしなければいずれ倒壊します。そのため看板が必要なくった場合でも放置することなく、【保全管理する】か【速やかに撤去する】必要があることを忘れてはいけません。
看板(屋外広告物)の安全点検義務化経緯と点検内容はこちら
実際に起きたトラブル・事故事例
看板は店舗や施設の「顔」であり、集客に直結するだけでなく、通行人や利用者の安全を守る役割も担っています。しかし、屋外に設置される以上、劣化は避けられません。「きっと大丈夫」と放置された看板ほど危険なものはないと痛感します。
年月 | 事故事例 | 概要 |
2007年6月 | 東京都 飲食店看板落下事故 | 老朽看板と防災意識の低さによる事故 |
2015年2月 | 札幌市 看板落下、女性重体 | 内部腐食の見逃しによる事故 |
2018年6月 | 北本市 サインポール倒壊 | 安全管理の不備による車両被害 |
2018年10月 | 所沢市 サインポール倒壊 | 台風影響による倒壊(人的被害は回避) |
2021年12月 | 大分市 看板枠組み倒壊事故 | 子どもの命に関わる事故 |
2024年2月 | 東京都 強風で看板落下事故 | 定期点検の未実施による事故 |
その他 | 各地で看板落下多発 | 老朽化と自然の影響による事例多数 |
大型看板の撤去の費用感
大型のサインポール
撤去にかかる費用は、比較的高めです。
地面に建植される看板で、基礎を設置して単独で自立させる看板です。地中を掘ってコンクリートで基礎を作るなど大掛かりな設置工事をしている分、撤去する時も大がかりな工事となります。サインポールの撤去は予算に合わせた方法がいくつかあり、「基礎コンクリートからの撤去」「ポール根本を切断して撤去」「ポール以外の看板撤去」などがあります。大型重機の使用有無、道路使用許可申請や交通誘導員の有無など、撤去方法によっても大幅に費用が変動してきます。
大型の袖看板(突き出し看板)
撤去にかかる費用は、サイズや設置場所によって変動します。
ビルなどに設置されている看板は、高さや大きさ・重さに応じて高所作業車やクレーン車などが必要になります。袖看板は車道や歩道に面した場所に設置してあることが多いため、これらの重機を使用する場合は道路使用許可申請も必要になります。また、多くの袖看板はアンカーボルトとナットで壁に固定しています。看板撤去後、そのボルトをどこまで処理するか、電源配線の処理はどうするかなど、処理範囲によっても費用が変動してきます。
大型の壁面看板
撤去にかかる費用は、種類やサイズや設置場所によって変動します。
壁面看板には、BOX看板・パネル/プレート看板・箱文字・カルプ文字・切り文字などさまざまなタイプがあります。看板が壁面の高所に設置してある、作業しづらい立地にある、また材質によって重量も変わってきますので、同じサイズでも条件と状況次第で費用に差が出ることがあります。撤去後の壁面看板の跡を塗装するか、電源配線の処理はどうするかなど、処理範囲によっても費用が変動してきます。
大型の屋上看板
撤去にかかる費用は、比較的高めです。
屋上に設置してある看板は、高所作業かつ規模が大きいため、場合によっては足場掛けや大型クレーンの使用など、その分費用も上がります。請負金額によっては建設業の許可を取っている業者でなければ対応できませんので、大型看板撤去の実績が豊富かつ対応資格のある依頼先を探す必要があります。※請負金額が500万円未満なら建設業の許可は不要です
看板の修理・交換費用が高くなる要因
足場や高所作業車
ビルなどの高所にある屋上看板や壁面看板、基礎を設置して自立させる大型看板などを修理・交換する際は、業者は作業員を安全に作業させる義務があるため高所作業車や足場を組む必要があります。また道路を塞いでの工事になる場合は道路使用申請と、一般車両や歩行者を安全に誘導するために交通誘導員が必要になります。必要に応じてリース代金や申請費なども各費用に含まれてきます。
構造や素材が特殊
支柱の数が多かったり、地盤が弱い設置場所で基礎が深く埋められていたりなど、看板の構造が特殊な場合は手間と時間がかかるため、費用が高くなる傾向があります。また、処分方法が特殊な素材を使った看板の撤去の場合は費用が高くなります。
基礎の撤去
パイロンサインやサインポールなどの建植看板は、基礎を設置して自立させる看板です。表示内容を消しただけ(白板にする)では、撤去/除却扱いとならないため、撤去する場合は、板面及び躯体を撤去する必要があります。地中を堀削する基礎撤去工事の場合では、見積もりの段階で、地中がどの様になっているか判断できないことが多く、追加作業・追加費用が発生する可能性があります。
看板の撤去を依頼する際の注意点
廃棄物の処分について確認する
看板の撤去工事で出た廃材(看板・電飾・基礎など)は法律に則って適切に処分する必要があります。依頼業者が不法投棄を行った場合、施主にまで責任を問われる恐れもありますので、廃棄物の処理方法については事前に確認するようにしましょう。
仕上げ状況を確認する
看板を撤去したあとの仕上げについて、工事完了後に整地されていない、壁に看板の跡が残っているなどの状況にならないよう事前に確認するようにしましょう。
屋外広告物除却届を出す
許可を受けた屋外広告物(看板や広告板など)で、継続をせず設置を終了/撤去する場合は、撤去予定日の※10日前までに、屋外広告物除却届を出す必要があります。
※各自治体に確認が必要です
※除却前後の写真などが必要です
追加費用発生の可能性も覚えておく
素材や構造など事前に情報を把握できていれば、より正確な見積りを出す事ができますが、図面や資料などが残っておらず現状把握が難しい場合は、工事の途中で追加作業が必要と判断されることもあります。例えば基礎の撤去に関しては地中部分が隠れていて掘削工事の途中で発覚することもあります。大がかりな工事の場合は、追加費用が発生する可能性があることも覚えておきましょう。
法規制と安全基準
看板の撤去は、単なる物理的作業ではありません
看板を取り外す際には、大きさ・重量・設置の高さなどを加味したうえで、専門的な知識や技術、資格を持つ作業員が行うことが望まれます。特に、公共の安全や建物の構造に関わる看板は、適切な手順で慎重に撤去しなければなりません。不要になった看板の処分についても、環境法規に従った方法で適切に処理する必要があります。また地域によっては、看板撤去に関して規制が設けられていることがあります。安全基準についても、工事中の事故防止はもちろん通行人や周辺の建物への配慮・措置が必要です。このように法規制や安全基準を理解し遵守できるプロの業者に依頼することによって、安全でスムーズな撤去が実現できるのです。
大型看板の扱いに慣れている、朝日エティックにお任せください
看板の交換や撤去に対し、このようなご要望などお持ちではありませんか?
会社・店舗を移転するので、看板を外したい
閉店するので、各種看板を撤去したい
老朽化した看板が、落下する前に撤去したい
店舗リニューアルするので、面板を交換したい
CI・VI変更に伴い、看板を作り直したい
朝日エティックはさまざまな看板を取り扱っており、小型看板から10mを超える大型看板まで幅広く対応しております。新規設置・メンテナンス・現状回復を含む撤去まで、看板に関わることは全てお任せください。
また必要な付帯工事も、15もの事業(建築土木・電気計装・内外装・塗装など)を展開している当社であれば、施設・店舗にいま必要な工事を、一括で実施することが可能です。一括で依頼することで複数会社とのやり取りに悩まされることもありません。まずはお気軽にお問い合わせください。