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2021.06.10

# 製品# 工事

店舗デザイン・内装会社の選び方 | (2)工事会社選定で見るべきポイント

何もわからないまま突然「店舗開発担当」になった方でも参考になる内装会社の選び方です。2回目となる今回は、内装工事会社の選定で見るべきポイントを4つに分けてお伝えします。

バックナンバーはこちら→店舗デザイン・内装会社の選び方 | [1]内装会社の種類

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内装会社を見極める5つのポイント

1. 施工実績が豊富
経験や実績が豊富な会社は、デザインや専門的な知識も豊富です。依頼者が判断に迷っても、適切なアドバイスや希望するイメージを汲み取って形にする力があります。
また、ノウハウが蓄積されている裏付けでもあり、一定の技術力があるという判断ができるので、安心して任せることができるでしょう。

2. 専門性が高い
内装工事は主に、「店舗」「一般住宅」「オフィス」と分けられ、店舗であれば「飲食店に強い」「アパレルに強い」など得意とする分野があります。特に、飲食店では、水光熱などのインフラ基礎設備が重要なため、許可申請なども含め設備の専門知識が必要となりますので、実績を確認するのはとても有効です。
例えば、吸排気の知識に乏しい内装会社が施工した店舗で「調理時に出る煙を吸いきれず、店内に煙が充満した」という例があります。リスクを減らすには、飲食店なら飲食店の施工経験豊富な会社に依頼するなど、実績が多数あり得意であることがわかる会社に依頼するのが安心です。飲食店の給排気や給排水設備は、アパレル店やオフィスよりも大掛かりなものになるため、どのような業種・店舗を手がけてきたかによって見極める必要があります。

3. 保証サービスがある
内装工事完了後、不具合があった場合、再び工事を行うことになります。
その際、対応を拒否されるような事態が起きないよう、あらかじめ「保証サービス」の有無を確認します。保証の範囲・期間を確認し、無料で補償されるケース・有償となるケース、また、連絡方法などを事前にしっかりと把握しておきましょう。

4. ワンストップで依頼できる
店舗の内装工事では、電気工事・床・壁・天井など、それぞれに別の会社が携わることがあり、各会社と打ち合わせや細かなやり取りが生じます。それらの手配や管理を不慣れな方が行うと、非常に手間がかかる上に、工事内容やスケジュールの管理が煩雑になり、工期が遅れるなどのリスクが伴います。そのため、複数の会社に個別に依頼する(分離発注)より、ひとつの会社にワンストップで依頼(一括発注)することをおすすめします。
開店の準備や経営・集客について学ぶ時間をとることができ、開店後に売り上げを増やしていけるでしょう。

5. 相見積もりが必要かどうか
依頼できそうな会社が見つかった時、すぐにその会社に決めてしまって良いのかどうか心配になると思います。そこで、相見積もりが必要なケースについてもお伝えします。
●デザイン(設計)会社と施工会社を別々に選ぶ場合
設計通りに施工してもらえば良いため、別の施工会社に「価格面で比較できる」相見積もりを依頼しましょう。
●予算感が特になく価格を判断しにくい場合
提案されたプランが価格的に適切か判断しにくい場合も相見積もりを行います。複数社を比較検討することで「見積り額の相場観」を養うことができます。
●複数社からプラン提出を受けることにメリットがある場合
内装やデザインに明確なイメージや要望がない場合、複数社のプランや見積もりを検討することで様々な可能性を探ることができます。注意点は、決まった予算がある場合(特に価格重視)、予算規模をあらかじめ伝えておくのがマナーです。
●相見積もりが必要ないケース
工期や関係性などの事情で内装会社が決まっている場合は相見積もりが不要です。
この場合のメリットは、1社指名で依頼するため柔軟かつ優先順位も高く対応してもらえる可能性が高まることです。

まとめ

突然店舗開発担当になった場合に参考になる工事会社の選び方をお伝えしました。いろいろな方法があることが分かったと思いますが、最も安心なのは「ワンストップで依頼できる」会社を見つけることです。
当社では、全国に19の拠点があり、複数同時の内装工事でも対応が可能です。ロードサイドの店舗では多数実績がありますので、お気軽にご相談ください。

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