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2021.06.09

# 工事

店舗開発者必見 | 内装工事の見積もり金額を下げるコツ

施工会社が見積りをしっかりと作成するためには、みなさんの想像以上の労力と時間を要します。見積作成工程にあまり詳しくない店舗開発・出店担当者の方も少なくなく、中には3日で見積書提出というように、無理のあるスケジュールでご依頼されるケースも見受けられます。実は、こうした行為がむしろ見積金額を上げる原因となっているということをご存知でしょうか?
見積金額を下げたい場合は、見積期間を十分に取ることが最も重要です。

それでは見積期間が短いと、なぜ見積金額が高くなってしまうか、その理由は下記の通りです。

現地調査が十分にできない

施工会社は、設計会社からの図面だけでは読み取れない情報を得るために、現地調査を行います。見積期間が短い場合、この現地調査を十分に実施できないことがあります。時間があれば、現場に近い専門業者と一緒に物件を見ることができますが、そうでない場合、施工会社は過去の経験などを元に、自身の分かる範囲で見積を出すことになります。
施工会社は一度出した見積書を取り下げるわけにいかないため、赤字物件にならないようリスクがある場合はそれを見越して、通常よりも少し高めの金額で見積書を作成することになります。

既存店舗の分析ができない

店舗内装の見積を算出する作業は、図面をしっかりと読み込むところから始まります。そこで実際の工事に必要な資材や工事項目を確認していくのです。見積金額を安くするためには、施主が求めている工事品質や工法を把握する必要があり、そのためには既存店の分析が欠かせません。そのため、実際に既存店に行って細部の仕上がりを確認することは多々あります。既存店を分析する時間がとれない場合、見積書の間違いや項目の抜け漏れの可能性が高まり、工期中のトラブルの原因となりうるでしょう。

職人の手配が困難

施工会社は必要な工事項目に応じて、各専門業者に見積を依頼します。しかし見積期間が短い場合は、ある程度過去の経験から想定して金額を見積るしかありません。そうするとやはり実際に専門業者に依頼する際に赤字がでないよう高めの見積となってしまいます。


見積の作成には、最低でも1週間(複数物件が重なっていれば2~3週間程度)はかかると言われています。時間がとれなければ図面の詳細部分まで見ることができず、不測の事態に備えてリスクを費用として計上することになります。

施工会社の見積作成の手順と必要な所要日数

店舗の見積を依頼された施工管理会社は、どのような手順で見積を作成し、どれくらいの時間がかかるのかを解説します。

物件状況と図面精査:2-3日

物件の状況や設計図面をもとに、必要な工事を洗い出し、各工事に必要な材料とその数量を計算していきます。必要に応じて設計者や施主に質問をし、詳細を詰めていきます。

専門業者に見積り依頼:4-5日

各工事の専門業者に見積を依頼し、それを元に施工会社が作成する見積書の各工事金額にあてはめていきます。この時、メーカーへの問合せが必要な場合は、さらに時間がかかります。

社内調整:2-3日

各工事項目の原価に現場管理費や諸経費を加えて見積を作成していきます。最終的に見積が完成したら社内承認をもらい完成です。

見積り提出

完成した見積もりを施主に提出します。

どうしても余裕をもって見積もりを依頼できない時にすべきこと

見積期間を短くしないほうがよいと述べていきましたが、会社の事情でどうしても見積期間が短くなってしまう場合があります。その場合、施工会社が見積りをしやすいよう事前にしっかり準備をしておくことで、金額の高騰を最小限に抑えることができます。それではどのような準備が必要なのかを解説します。

既存店の図面や見積のデータを提供する

既存店の図面や見積書は新たに見積書を作成する上で非常に有効な情報となります。施主が求めている工事品質や工法などの情報は、過去の図面や見積書に集約されているため、参照できれば既存店の分析時間を短縮することが可能です。

既存店を見せる

可能な限り既存店を見せることをおすすめします。どうしても過去の図面や見積りだけではわからない部分があるので、実際に見ることで店舗への理解が深まり金額を下げることにつながります。

見積のフォーマットを提供する

見積のフォーマットをあらかじめ用意しておくことも、見積期間を短くするためには有効な手段です。あらかじめどのような工事項目が必要なのか記入してあれば、ゼロから図面を見て工事項目を把握する必要がなく、時間を短縮することができます。また店舗開発・出店担当者にもメリットがあります。フォーマットを利用して比較項目がわかりやすくなれば、精査する時間を短縮することにつながります。

まとめ

いつ見積もりを依頼するのがベストなのか分からないという方も多いと思います。早すぎるかもしれないと不安な方も、内装工事を知り尽くした当社が状況をお聞きしてベストな提案を行います。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

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