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2024.11.15
# 塗装工事# 工事
工場の床は何色が良い?【工場別に色選びのポイントを解説】
耐久性や防滑性など塗料自体の機能はもちろん、色による付加価値的な効果も期待できます。
グリーン系
「緑色」は、汚れや異物が多く発生する製造業の工場床に利用されることが多いです。視認性が高い色のため清掃が行き届きやすく従業員の事故防止にも繋がります。また緑色は安全ラインや避難経路など安全区域の識別にも多く使用されています。
・清掃がしやすい
・従業員の事故防止
・工場床の定番色
ブルー系
「青色」は、衛生面に配慮して医薬品関連の工場床に利用されることが多いです。視認性が高い色のため微細な汚れや不純物が発見しやすく、衛生管理が厳しい環境下でもよく用いられます。
・不純物が発見しやすい
・清掃がしやすい
・従業員の事故防止
グレー系
「灰色」は、汚れや傷が目立ちにくいメリットがあります。清掃作業の軽減やメンテナンスがしやすいため、ランニングコスト削減が期待できます。また視認性が高い色でもあり、安全ラインやカラーゾーニングにも適しており、区域の明確化にも多く用いられます。
・汚れが目立ちにくい
・清掃がしやすい
・メンテンナスがしやすい
ホワイト系
「白色」は、光を反射するため工場内を明るく広く見せる効果があります。汚れや傷などが目立ちやすく管理も行き届きやすいため、特にクリーンルームや高い衛生基準が求められる工場に適しています。
・明るさ確保がしやすい
・清潔感がある
・清掃がしやすい
レッド系
「赤色」は、危険区域や機械の稼働範囲など特に注意が必要なエリアに使用されます。赤色の床が視覚的に警告し作業員への注意喚起に繋がります。ただし赤色は強い刺激・負荷を与えるため、広範囲の利用は避けた方が良いとされています。
・作業員への注意喚起
・視覚的な警告
カラーゾーニング
安全性と視認性
カラーゾーニングとは、床の色を用途・エリア・設備ごとに変更して識別する方法です。床という広範囲な箇所を色で区別することにより、作業員がより判別しやすい環境を構築でき「安全の見える化」や「導線の明確化」が期待できます。床塗装を行う場合、色選びと合わせて色区分けも重要視していきましょう。
【カラーゾーニング具体例】
1:頭上に注意が必要なエリアだけ、警戒色(赤色や黄色)で塗装する
2:従業員が歩く安全通路を緑色、作業エリアを青色で塗装する
3:設備を保全するために設備ごとに色を分けて塗装する
4:リフトや重機の動線を目立つ色で塗装する
床色と照明/光のバランス
照明による反射
「明るい床色」は、照明の反射などを利用し建物内全体の明るさを確保できるため、自然光の少ない工場などの使用に適しています。ただし、逆に反射を強め眩しさを引き起こす可能性があるので注意が必要です。「暗い床色」は、汚れや傷などが目立ちにくいため、油や金属くずなど発生しやすい工場の使用に適しています。ただし、視認性を低下させ予期せぬ事故を招く可能性があるので注意が必要です。
LED照明を活用することで省エネ効果はもちろん充分な明るさを確保し、作業環境における安全かつ快適な空間づくりを実現できます。朝日エティックオリジナルLED「高出力LED高天井照明」は、天井高10m以上の工場・倉庫に対応可能な高出力タイプのキャノピー灯です。特殊電圧(440V)にも対応しています。詳細は商品ページをご覧ください。
直射日光による変色
直射日光が当たる床は、そこだけ変色や劣化が進みやすくなります。例えば、直射日光が長期当たったライトグレーの床は黄土色などに変色しやすくなります。多くの工場で濃い色やベージュ系の色を使うことが多い理由として、変色をしても目立たない色にするためという背景もあります。これ以外にも部分的に日焼けしそうな箇所には、シャッターで光を遮ったり窓に遮光フィルムを貼ったりなど、塗装以外の対策も検討しましょう。
朝日エティックでは「工場・倉庫の作業環境を改善したい」というお悩みに対し、【遮熱フィルム貼工事】や【照明LED化工事】など、建築工事や電気工事も承っております。工場の内部外部合わせてお困り事は当社までお気軽にご相談ください。
工場別に床色を選ぶポイント
工場の用途や特徴別に、床色を選ぶポイントがありますのでご紹介いたします。
自動車整備工場
自動車整備工場は、大きな重機を操作したり、ボルトやナットなど細かい金属パーツを扱います。部品を落とした時にすぐ見つけやすい視認性の高い明るめの色や、重機などによる傷が目立ちにくい濃い色がおすすめです。
「自動車整備工場」におすすめの床色 |
グリーン、ブルー、ベージュ など |
機械加工工場
機械加工工場は、油・グリース・金属くずなどにより、汚れやすく傷つきやすい環境にありますので、濃く暗い系統の床色を選ぶことをおすすめします。塗料色を活用して少しでも汚れや傷を目立ちにくくすると良いでしょう。
「機械加工工場」におすすめの床色 |
グレー、ダークグレー、黒 など |
印刷工場
印刷工場は、印刷物を運ぶフォークリフトなどが走っても傷が目立たないような色がおすすめです。また紙から出る細かい粉やインク垂れなどの汚れが見えやすい色を選べば清掃の効率があがります。
「印刷工場」におすすめの床色 |
グレー、グリーン、ベージュ など |
医薬品工場
医薬品工場は、異物などがすぐ取り除ける環境にする必要があるため、汚れや不純物が良く見える明るい色がおすすめです。衛生規則に適合し、衛生状態と安全性の両方が確保できる床色を選びましょう。
「医薬品工場」におすすめの床色 |
白、ライトグレー、ブルー、ライトブルー など |
食品加工工場
食品加工工場は、清潔感があり衛生的な印象を与えるため明るい色がおすすめです。また明るい床色は反射などの効果で作業場がより明るくなり、汚れや異物の可視性が高くなるため、清掃など管理が行き届きやすくなります。
「食品加工工場」におすすめの床色 |
白、ライトグレー、グリーン、ライトグリーン、ブルー など ※精肉工場では、あえて赤系統を選択するところもあります |
床塗装で、快適な空間作りをお手伝いします
そもそも床塗装には、「安全性の向上」と「作業効率の向上」の役割があります。それぞれの向上を実現するには、塗料自体の効果・機能で解決できることもありますが、色によって更に解決できることもあります。働く従業員や来客者にとって良い印象・効果をもたらすためにも、適切な床色を選び、より安全で作業しやすい工場環境にしていきましょう。
今まで色々とご紹介してきましたが、工場の用途や作業環境によって選ぶべき塗料・色が変わりますので、「工場の床塗装」について何かお悩み・相談ごとがありましたら、経験豊富な当社までお気軽にお問い合わせください。
「塗装工事」+「他修繕が必要な箇所」もまとめてメンテナンス
大切な資産である工場を、より長くベストな状態に保つためには、塗装以外のメンテンナスも重要になってきます。朝日エティックは、「建築・土木工事」、「内外装工事」、「電気・計装・防爆工事」、「看板工事」など塗装工事以外のあらゆる事業も展開しており、工場にいま必要なメンテナンス工事をあわせて対応することができます。
大規模修繕となると期間・コストも心配ですが、不具合が起きてから対策をすると、より大掛かりで期間・コストも想像以上にかかる場合があります。材料費などの価格高騰が続いており、今後もさらに上がって来ると予想されますので、問題が発生してからと言わず、余裕がある今のうちに工場トータルメンテナンスの計画をおすすめいたします。お悩み・相談事などありましたら、まずはお気軽に当社までお問合せください。
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