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2024.12.24

# 塗装工事# 工事

遮熱塗料と断熱塗料の違いは?【工場・倉庫の悩み別に効果を解説】

遮熱塗装と断熱塗装の違い

遮熱も断熱も方向性は似ていますが、効果や特徴に大きな違いがあります。

遮熱塗装断熱塗装
「夏の暑さ対策向け」「夏の暑さ対策」+「冬の寒さ対策」
熱を反射する効果熱伝導を抑える効果
・内部への熱侵入を低減
・断熱塗料より安価
・内部への熱侵入を低減
・外部への熱放出を低減

遮熱塗料

遮熱塗料の特徴

遮熱塗料は、太陽などの熱を反射する効果があり、熱が建物内部に伝わるのを防ぐことができます。屋根や外壁に遮熱塗装を行うことで、夏場の室温を抑えることができ、省エネ効果や快適な環境が期待できます。※遮熱塗装には断熱材のような熱を逃がさない効果はありません
注意点は、塗装した面が汚れると反射効果が低減することです。本来の効果を発揮するためにも、汚れがつきにくい塗料を使用すること、また定期的な清掃が求められます。

【主な効果や特徴】
・反射効果
・省エネ/節電
・断熱塗料より安価

断熱塗料

断熱塗料の特徴

断熱塗料は、熱伝導を抑えることができ、外部からの熱が伝わりづらく、内部からの熱を逃がさない効果があります。そのため夏は涼しく冬は暖かく室温をたもつことができ、節電にも繋がります。また塗料の選択によって防水効果、防音効果も期待できます。
注意点は、断熱性、防水性、耐久性などの機能性に優れているぶん塗料自体の価格が高い傾向にあります。ただし耐用年数が長いため、メンテナンスの頻度が低くなるメリットもあります。

【主な効果や特徴】
・反射および断熱効果
・省エネ/節電
・防音効果
・防水効果

【工場・倉庫の悩み別】 遮熱塗装と断熱塗装

室内の温度を下げたい

室温の温度を下げたい

 遮熱塗装   断熱塗装  がおすすめです
遮熱塗料や断熱塗料には特に夏場の室温を下げる効果が期待できます(目安2~3℃)。遮熱塗料は断熱材のような効果はないものの、断熱塗料よりかは安価で取り入れやすいため、予算に応じてお選びください。

夏は涼しく、冬は暖かくしたい

夏は涼しく冬は暖かくしたい

 断熱塗装  がおすすめです
夏と冬の快適な室温を実現するには、断熱塗料がおすすめです。断熱塗料には、夏に最適な効果(熱を反射する効果)と、冬に最適な効果(熱を逃がさない効果)と、両方を兼ね備えておりますので、1年を通して快適な室温を保つことができます。

折半屋根による室温上昇を抑えたい

折半屋根による室温上昇を抑えたい

 遮熱塗装   断熱塗装  がおすすめです
金属の屋根は素材が薄く熱が伝わりやすいので、それが室温上昇の原因にもなっています。遮熱塗料により、外気温30℃の場合に折半屋根の表面温度が50℃から30℃に下がった実績もありますので、室温上昇を抑えたい方は是非ご検討ください。

最上階による室温上昇を抑えたい

最上階による室温上昇を抑えたい

 遮熱塗装   断熱塗装  がおすすめです
太陽に近い最上階は施設内でも特に影響を受けやすく、屋根の表面温度が室内温度に直結しやすくなります。空調を使用しても外的要因が大きい場合その分電気代などに負担がかかります。遮熱塗料または断熱塗料で屋根材が熱くなるのを抑えることができれば、外部からの熱による干渉を軽減することができます。

天井が高く空調が行き届かない

天井が高く空調が行き届かない

 遮熱塗装   断熱塗装  がおすすめです
吹き抜けなどで天井が高く空間が広い場合は冷暖房が効きづらくなります。冷暖房などは取り入れつつ、遮熱塗料や断熱塗料を組み合わせることで、電気代などの負担を減らすことができます。

雨音などがうるさい

雨音がうるさい

 断熱塗装  がおすすめです
防音や遮音に特化した塗料はありますが、断熱塗料にも防音効果は期待できます。理由としては、機能性の無い一般的な塗料に比べ塗布部分の表面が厚くなる傾向にあり、空気の振動(音)が伝わりにくくなるためです。屋根に断熱塗装をすることで、屋根に当たる雨音の軽減などにも期待がもてます。

状況に応じて「遮熱と断熱」を選択

今年の夏も厳しい暑さとなり、工場や倉庫内で働く皆様が過酷な環境で大変な思いをされたかと思います。また昨今は急に冬の季節に変わり、温度がいっきに下がるという厳しい傾向にもありますので、是非、来年の夏または冬に向けて快適な環境づくりのお手伝いができればと思います。

■夏本番に向けた「遮熱/断熱塗装」の施工スケジュールイメージ
※施工内容・施工面積・天候等の条件によりスケジュールは前後します
2024年11月中旬 :お問合せ、現場調査
2025年1月上旬  :調査報告、施工計画、見積り提出
2025年3月上旬 :ご予算確保
2025年5月上旬~:メンテナンス工事着工

■冬本番に向けた「断熱塗装」の施工スケジュールイメージ
※施工内容・施工面積・天候等の条件によりスケジュールは前後します
2024年9月中旬 :お問合せ、現場調査
2025年6月上旬  :調査報告、施工計画、見積り提出
2025年8月上旬 :ご予算確保
2025年10月上旬~:メンテナンス工事着工

朝日エティックの「工場・倉庫の作業環境改善ソリューション」

大切な資産である工場や倉庫を、より長くベストな状態に保つためには、塗装以外のメンテナンスも重要になってきます。朝日エティックは、「建築・土木工事」、「内外装工事」、「電気・計装・防爆工事」、「看板工事」など塗装工事以外のあらゆる事業も展開しており、工場・倉庫にいま必要なメンテナンス工事をあわせて承ることができます。
問題が発生してからと言わず、余裕がある今のうちに工場や倉庫のトータルメンテナンスの計画をご検討頂ければと思います。お悩み・相談事などありましたら、お気軽に当社までお問合せください。
 

【1】遮熱/断熱塗装工事
太陽の光や熱を反射することで屋根などの表面温度上昇を防ぎ、空調機の負荷を軽減します。
【2】遮熱フィルム貼工事
太陽の光や熱による窓際温度の上昇を抑え、空調機の負荷を軽減します。
地震の際はガラス片の飛散防止にも効果的です。
【3】シートシャッター設置工事
スピーディな開閉で冷気・暖気の逃げを最小限に留め、空調機の負荷を軽減します。
【4】照明LED化工事
消費電力は蛍光灯の半分以下、光源の発熱量も少なくなるため室温の上昇を軽減します。
【5】空調・その他電気設備工事
建物の構造を考慮し、空調機の導入効果を得られる改善をご提案します。