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2024.04.04
# 塗装工事# 省エネ# 工事# その他
塗装工事(外壁塗装)の耐用年数は?計上の仕方についても解説!
塗装工事の耐用年数について詳しく解説!倉庫・工場・店舗担当者の施工依頼を検討していただくためのポイントをご紹介します。信頼のある施工会社を選ぶポイントもお伝えします。当社の実績やお客様の声も掲載しておりますので、ぜひご参考ください。
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外壁塗装の耐用年数は10~20年
外壁塗装の耐用年数とは一般的に10〜20年が目安と言われています。
外壁塗装の耐用年数とは
外壁塗装の耐用年数とは、雨や風、紫外線などの外部要因から外壁、もしくは建物を守れる期間のことを指します。すなわち、次の塗り替えが必要となるまでの効用持続年数のことです。程度の差こそあれ、外壁塗装は少しずつ劣化が進むので定期的な塗り替えが必要となります。その「耐用年数」が一般的に10〜20年と言われているのです。
国税庁が示す耐用年数
構造・用途 | 細目 | 耐用年数 |
木造・合成樹脂造のもの | 事務所用のもの 店舗用・住宅用のもの 飲食店用のもの 旅館用・ホテル用・病院用・車庫用のもの 公衆浴場用のもの 工場用・倉庫用のもの(一般用) | 24 22 20 17 12 15 |
木骨モルタル造のもの | 事務所用のもの 店舗用・住宅用のもの 飲食店用のもの 旅館用・ホテル用・病院用・車庫用のもの 公衆浴場用のもの 工場用・倉庫用のもの(一般用) | 22 20 19 15 11 14 |
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの | 事務所用のもの 住宅用のもの 飲食店用のもの 延べ面積のうちに占める木造内装部分の 面積が30%を超えるもの その他のもの 旅館用・ホテル用のもの 延べ面積のうちに占める木造内装部分の 面積が30%を超えるもの その他のもの 店舗用・病院用のもの 車庫用のもの 公衆浴場用のもの 工場用・倉庫用のもの(一般用) | 50 47 - - 34 41 - - 31 39 39 38 31 38 |
れんが造・石造・ブロック造のもの | 事務所用のもの 店舗用・住宅用・飲食店用のもの 旅館用・ホテル用・病院用のもの 車庫用のもの 公衆浴場用のもの 工場用・倉庫用のもの(一般用) | 41 38 36 34 30 34 |
金属造のもの | 事務所用のもの 骨格材の肉厚が、(以下同じ。) 4㎜を超えるもの 3㎜を超え、4㎜以下のもの 3㎜以下のもの 店舗用・住宅用のもの 4㎜を超えるもの 3㎜を超え、4㎜以下のもの 3㎜以下のもの 飲食店用・車庫用のもの 4㎜を超えるもの 3㎜を超え、4㎜以下のもの 3㎜以下のもの 旅館用・ホテル用・病院用のもの 4㎜を超えるもの 3㎜を超え、4㎜以下のもの 3㎜以下のもの 公衆浴場用のもの 4㎜を超えるもの 3㎜を超え、4㎜以下のもの 3㎜以下のもの 工場用・倉庫用のもの(一般用) 4㎜を超えるもの 3㎜を超え、4㎜以下のもの 3㎜以下のもの | - - 38 30 22 - 34 27 19 - 31 25 19 - 29 24 17 - 27 19 15 - 31 24 17 |
参考:国税庁 耐用年数(建物/建物附属設備)
外壁塗装費用における耐用年数は固定資産を新しく取得した場合と同じと考えられる為
物件本体と同じ耐用年数が適用されます。
具体的な耐用年数は以下の通りです。
木造・合成樹脂造りの建物
・事務所用:24年
・店舗・住宅用:22年
・飲食店用:20年
鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物
・事務所用:50年
鉄筋コンクリート造りの建物の場合、
・住宅用:47年
・店舗・事務所用:39年
金属造りの建物の場合は、
・骨格材の肉厚が4ミリメートル超:38年
・骨格材の肉厚が3ミリメートル超4ミリメートル以下:30年
・骨格材の肉厚が3ミリメートル以下:22年
以上が、国税庁が定める法定耐用年数です。
中古物件の場合は、その物件が使用できる年数を見積もった年数になります。
ただし、中古物件取得後に再取得価額の5割相当を超える資本的支出がある場合、新品の物件の取得として扱われ、法定耐用年数が適用されます。
外壁塗装の耐用年数はあくまで「目安」
外壁塗装の耐用年数は、壁の材質・塗料の種類・立地条件・気象状況といった外部環境の影響を受けるので、全く同じ状況下で複数のデータを取ることはほぼ不可能です。塗装メーカーは人工的な試験機を使用し、おおよその耐用年数を算出します。このように実際の建物での実証実験ではないことから誤差が生じる為、あくまでも目安として考える必要が出てきます。
地域の気候や外壁の状態によっても変わります。適切なメンテナンスを行うことで、耐用年数を延ばすことが可能ですので早めの補修や定期的な点検が重要になります。
塗料の種類別耐用年数
塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
アクリル | 3~5年 | ・比較的安価だが耐候性が低い ・汚れやすく耐久性が劣る ・短期での塗り替えに適している |
ウレタン | 5~7年 | ・比較的安価だが耐久性が劣る ・伸縮性に優れ、耐摩耗性が高い ・光沢がある塗膜を形成しはがれにくい |
シリコン | 7~12年 | ・耐用年数と価格のバランスがよい ・塗料の種類やカラーバリエーションが豊富 |
ラジカル制御型 | 12 ~15年 | ・2012年登場の最新塗料 ・チョーキング現象が起こりにくく、さらに汚れがつきにくい |
フッ素 | 15~20年 | ・耐用年数が長いためメンテナンスの手間がかかる大型建造物に使用されることが多い ・価格が高い最高グレードの塗料 ・塗膜が硬いものはひび割れに注意 |
光触媒 | 15~20年 | ・太陽の光に当たることで汚れを分解し雨水で汚れを落とすことができる ・価格が高いが、セルフクリーニング機能や空気清浄効果がある |
無機 | 20〜25年 | ・ガラス塗料を混ぜたことで超耐久性を実現 ・セルフクリーニング機能やカビ、コケが発生しにくい |
ピュアアクリル | 10〜15年 | ・高耐久性・高弾性・防水力に優れている ・コストは高いが、生涯コストは逆に削減できる |
外壁材の種類別耐用年数
外壁材の種類についても耐用年数に影響を与えます。一般的に木材外壁は5年から10年、サイディング外壁は15年から20年、金属外壁は20年以上の耐用年数が期待されます。外壁材の劣化具合を定期的に確認し、必要に応じ補修や塗装を行いましょう。外壁塗料をメンテナンスする際は外壁材の状態も把握することが重要です。劣化が進んでいる外壁材に新しく塗料を塗るといったことは、メンテナンスの意味がなくなるからです。外壁材の種類により耐用年数が違ってきます。外壁材の種類や特徴を把握した上で最適な外壁材とメンテナンス時期を決定してください。
外壁材の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
モルタル壁 | 約30年 | ・セメント・砂・水を合わせたモルタル材使用 ・耐久性が高い |
木質系サイディングボード | 約40年 | ・天然木など木材を利用した外壁材 |
窯業系サイディングボード | 約40年 | ・セメント質と繊維質が原料 |
金属系サイディングボード | 約40年 | ・表面はスチールなどの金属で、裏側に断熱材が入ったもの |
ALCボード | 約60年 | ・発泡剤を加えてコンクリートを軽量化したもの |
コンクリート壁 | 約60~100年 | ・コンクリートをそのまま壁にしたもの |
塗装工事(外壁塗装)の費用計上-勘定科目の種類は大きく2種類
外装塗装については必要経費(費用)か資本的支出になるかで勘定科目が異なります。
必要経費とみなされるのはひび割れや色落ち等で劣化した外壁塗装の原状回復などを行う場合となります。経費として扱う場合は、修繕費の勘定科目を用いて仕訳をします。
資本的支出とみなされるのは資産そのものの価値を高めた場合となります。外壁塗装は建物の外壁に施す場合が一般的なので、建物の勘定科目を用いて仕訳をします。
外壁塗装が費用、つまり修繕費になるのは原状回復や維持・管理のために行い、又通常のメンテナンスの範囲と認められる場合です。具体的には劣化した塗装面のひび割れや剥がれ、色落ち等を回復するための外壁塗装などが該当します。
全額を修繕費で会計処理する場合は、資産計上を行わないため、その後の減価償却の処理は必要ありません。
外壁塗装を建物、つまり資本的支出で仕訳するのは、外壁塗装が建物自体の資産価値を高めたり、建物の耐久性を向上させようとする場合が該当します。耐久性の高い塗料を使って建物を補強したり、建物の外観をより良いデザインに変更したりするような場合が該当します。
最終的な判断は建物に新たな価値を加えたかどうかで判断するのがポイントとなります。
修繕費で計上するメリット・デメリット
修繕費で計上するメリット
・費用をその年の経費として計上できる
・法人税の負担を軽減できる。
・所得が多い年に外壁塗装を修繕費として一括計上することで所得額・納税額を減らすことができる
修繕費で計上するデメリット
・外壁塗装費用をすべて修繕費として計上できるわけではない
・目的が資本的支出に当てはまる工事であると、修繕費として計上できる金額は20万円となり、20万円を超えた費用は修繕費として計上できない。そのため資本的支出として計上し減価償却する必要がある。
減価償却で計上するメリット・デメリット
減価償却で計上する場合のメリット
・外壁の資産価値の減少に応じた費用計上が可能であり、長期的な投資効果を期待できる
減価償却で計上する場合のデメリット
・減価償却費用の計上には一定のルールがあり、適切な計算が必要となる。
・赤字の年に減価償却を持ち越した場合減価償却不足を指摘される可能性がある。
まとめ
塗装工事の耐用年数や費用計上の方法についてしっかりと理解し、適切なメンテナンスや管理を行うことで、外壁の美観や耐久性を保つことができます。信頼できる施工会社を選ぶことも重要ですので、ご検討の際はぜひ適切な情報を参考にしてください。
倉庫の大規模修繕については実績の豊富な朝日エティックにおまかせください。
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