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2021.10.15

# その他

店舗の電気代を削減して利益アップへつなげる!電気消費の大きい3つの設備

店舗経営において利益を上げるためにできることは、単純に売り上げを伸ばすことだけではありません。
毎月の経費を抑えることも利益アップにつながります。経費削減は売り上げを伸ばすことよりも短期で利益アップの効果を実感できる取り組みです。
この記事では電気代についてご紹介します。業種別にかかる電気代の内訳を見ながら、特に電気消費の大きい設備や、電気代削減のために始めるべき対策についてお伝えしていきます。

電気代に焦点を当てる前に、まずは毎月かかる経費の全体像を把握しましょう。
経費は大きく【変動費】と【固定費】の2種類に分けることができます。変動費は生産量や販売量など売上の変動に合わせて月々の支出額が変わるもので、固定費は売上額に左右されず毎月必ずかかる一定額の支出を指します。業種などによってどちらに分類されるかも変わりますが、ここでは飲食店を例として項目を見ていきましょう。

変動費の項目例
・食材原価
・水道光熱費
・販売促進費
・消耗品費 等

固定費の項目例
・地代、家賃
・減価償却費
・支払利息
・リース費
・人件費 等

変動費の項目と費用目安

固定費は売上額に関わらないため見直しができれば長期的に支出を減らすことができます。削減が望ましいことに変わりはありませんが、決して容易ではありません。
一方で水道光熱費のような変動費は、手近な取り組みでも削減していくことが可能で即効性も高いです。各項目のうち、目安となる費用の割合は図を参照してください。水道光熱費は売上のうち5~8%以下に収めるべきとされています。

店舗の中でよく使われる電気は?

水道光熱費の中でも電気代は特に削減意識の高い項目ですが、そもそも電気代は一体どこに多くかかっているのでしょうか。業種別の内訳と共に傾向を見ていきたいと思います。

業種ごとの傾向

■飲食店:水道光熱費のうち8割を電気代が占めます。食品を扱うため冷蔵設備や厨房機器による電気消費が大きいです。お客様に快適な空間で食事をしていただくために空調や照明も欠かせません。営業ピーク時間帯における電力消費は、空調46%、照明29%、厨房機器22%といわれています。

■コンビニエンスストア:立地や規模による差はありますが、1階建て単独の店舗での内訳は冷凍・冷蔵設備39.7%、照明19.3%、空調15.8%、加熱保温設備16.2%といわれています。コンビニは店舗の性質上お客様の出入りが多いため空調設備に負荷がかかりやすく、また他業界に比べて営業時間も長いため、冷蔵・照明設備の電気消費も大きくなりがちです。

■ガソリンスタンド:24時間営業を行うSSで測定された平均値では、屋外照明33%、屋内照明11%、空調機17%、計量器8%、洗車機6%となります。夏季は気温の上昇による空調設備、冬季は日照時間が短くなることから照明による電力消費が大きくなります。

接客業に欠かすことのできない設備

このように見ていくと扱う品物に関わらず、お客様に訪れていただく限りは店舗を快適な空間として維持する必要があり、特に空調と照明は必須であることがわかります。
電気代を削減しようといっても安易に設定温度を変更したり、照度を落としたりするわけにはいきません。空調が悪ければ滞在時間の短縮に繋がり、照明が暗ければお客様の足取りが遠のくことに繋がりかねません。お客様の満足度を下げないような対策を取る必要があります。

電気代を節約する為には?

それではどのように対策をするのが望ましいのでしょうか。
特に割合の大きかった3つの設備について対策をご紹介します。手近ですぐ始められるものもありますので、是非実践いただければと思います。

空調設備

空調は室内の熱を外に運び出し、室外機から熱を吐き出す仕組みになっています。排熱の効率を上げることで、余計な電力消費を防ぐことができます。
そのためにも室外機の周りは涼しい状態にしておきましょう。夏場は日よけの設置や、水またはミストなどをかけることも有効です。吹き出し口周辺は空気の流れを妨げないように、物を置いたりしないようにしましょう。
また、店内の空気も暖気冷気の偏りが出ない様サーキュレーターなどで循環させることで効率はさらに上がります。

照明設備

白熱灯や蛍光灯はLEDへの交換を検討しましょう。
LEDは蛍光灯に比べると消費電力は60%削減、寿命は約4倍と言われています。電気代だけでなくメンテナンス費用を含めて考えてもランニングコストの削減に繋がります。
また製品によっては調光・調色機能があり、人の出入りが少ない時間帯や場所を選んで明るさを下げる設定にしておくなど、柔軟な節電も可能になります。
交換には初期費用が発生しますので、ランニングコストもきちんと把握した上で交換を検討すると良いでしょう。きちんと試算してくれる工事会社への依頼をお勧めします。
LEDが省エネとなる根拠を更に詳しくご紹介した記事もありますので、そちらも是非ご覧ください。

何故、LEDは省エネなの? | LEDが省エネになる理由 を見る

冷蔵・冷凍設備

とにかく冷気の流出を最小限に抑えることが重要です。冷蔵ケースのドア付近にはビニールカーテンを設置することで開閉時の冷気流出が抑えられます。ドアのパッキンも痛みがあれば交換しておきましょう。放置しておくと、閉じている間も冷気が流出していくことになります。
もうひとつは庫内に物を詰め込みすぎないことです。あまり詰め込むと冷気が循環しにくくなってしまう為、冷却に余計な電力を消費してしまいます。

まとめ

今回は店舗のどのような設備に電気代がかかっているのかということと、設備別に取り組むべき対策についてご紹介しました。
空調や冷蔵設備など、主に店舗内部で使用される電気を中心にお伝えしてきましたが、電気を使う場所は屋内だけではありません。
店舗屋外にはお客様をご案内するための看板が設置されています。内部の照明だけでなく、これらの設備にも是非LEDの導入を検討いただき、電気代の削減につなげていただければと思います。
すでにLED導入を検討されているものの、どのようにLEDを選ぶべきかわからないといった課題をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。看板は見栄えを損なうわけにはいかない店舗の顔とも言える存在です。以下の記事では、看板LED化を検討する際に留意すべきことやLEDの選定基準などもご紹介していますので、是非参考にしていただければと思います。

→SDGsで注目!看板LED化でサステナブルな社会の実現へ貢献 を見る

また当社ではLED製品の製造・施工のほかにも太陽光パネルや蓄電池の設置など、店舗全体の省エネ化を目指している方をサポートする事業を展開しております。お客様の状況に応じて最適な器具の選定から施工・アフターフォローまで、一貫したご提案をさせていただきますので、課題をお持ちの方は是非お気軽にご相談ください。

→店舗や看板の省エネ化 ソリューションを見る

→朝日エティックの「電気・計装工事」のページを見る


※参考
業種別省エネルギー対策テキスト 東京都環境局・東京都地球温暖化防止活動推進センター
節電アクション 資源エネルギー庁