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2024.10.01
# 建築工事# 工事
店舗建設における規模別の費用相場|費用内訳や安く抑える方法を解説
店舗建設全体にかかる費用は、幅広い範囲で変動します。例えば、小規模な店舗であれば9,000万円程度でできる場合もありますが、中・大規模な店舗や特殊な設備が必要な場合は数億円の費用がかかる場合もあります。
小規模店舗の場合(10坪~70坪程度)
小規模店舗は、個人経営の飲食店や美容室、小売店などに多く見られます。比較的低予算で開業できるため、初期投資を抑えたい場合に適しています。
費用内訳 | 相場 ※小規模店舗の場合(10坪~70坪程度) |
建築費用 | ~8,000万円 |
内装費用 | ~500万円 |
設備費用 | ~500万円 |
合計 | ~9,000万円 |
中規模店舗の場合(70坪~150坪程度)
中規模店舗は、チェーン展開している飲食店やアパレルショップ、クリニックなどに多く見られます。集客力が見込める立地を選ぶことが重要になってきます。
建築費用 | 相場 ※中規模店舗の場合(70坪~150坪程度) |
建築費用 | 8,000万円~1億5,000万円 |
内装費用 | 500万円~3,000万円 |
設備費用 | 500万円~2,000万円 |
合計 | 9,000万円~2億円 |
店舗建設にかかる費用内訳
「設備費用」に関しては業種によって大きく異なる傾向があり、「内装費用」は設備の充実度合いによって異なります。
費目 | 内容 | 備考 |
建築費用 | 建物の躯体、屋根、外壁などを建設する費用 | 構造、規模、形状、建築材料によって変動 |
内装費用 | 床、壁、天井、照明、厨房設備、トイレなど、店舗内部の仕上げにかかる費用 | 内装のグレード、店舗のコンセプト、設備の充実度によって変動 |
設備費用 | 空調設備、電気設備、給排水設備、厨房設備、セキュリティシステムなど、店舗に必要な設備にかかる費用 | 飲食店では厨房設備費用が高額になる傾向 |
店舗建設の費用に影響を与える要素
要素【1】|立地条件
店舗にとっての好立地とは、「見込み客が集まるエリア」、「入りやすい店舗の建設地」、「店舗業態に合った周辺地域」などがあり、新店舗を成功させるためには、この立地条件が良い所への出店が必要不可欠です。しかし好立地になればなるほど土地代も高くなるため、立地条件は店舗建設費用の中でも特に大きな影響を与える要素と言えるでしょう。ターゲット層のライフスタイルに合っているか、自社コンセプトに合致しているかなど、総合的に調査して最も適した立地を見極めましょう。
要素 | 立地条件の具体的な事例 |
土地代 | ・都心部や駅前など、アクセスが良い場所や人口密集地は土地代が高額になる傾向あり。 ・郊外や地方都市では比較的安価に土地を取得できる可能性あり。 |
地盤 | ・軟弱な地盤の場合、地盤改良工事が必要となり、費用が増加する可能性あり。 |
周辺環境 | ・道路状況やインフラ整備状況によって、工事の難易度や期間が変わり、費用に影響あり。 |
要素【2】|店舗の構造
建物の構造は、建築費用に直接影響します。費用感を簡単にまとめると「鉄筋コンクリート造>鉄骨造>木造」の順番となります。例えば木造は最も安価というメリットはありますが、他に比べ性能が劣るというデメリットがあります。
どれも一長一短になる要素があり、性能と価格の両方で比較検討をする必要あります。
要素 | 建物の構造 |
鉄筋コンクリート造 (RC造) | ・耐震性や耐久性に優れているが、建築費用は高額になる。 |
鉄骨造(S造) | ・工期が短く、自由な設計が可能な一方、RC造に比べると耐火性が劣る。 |
木造 | ・比較的安価で温かみのある雰囲気を演出できるが、耐震性や耐久性に注意が必要。 |
要素【3】|設備と技術
店舗に必要な設備(空調設備、電気設備、給排水設備、厨房設備など)や、導入する技術(セキュリティシステム・太陽光発電システムなど)によって、費用は大きく変動します。また飲食店と小売店とでは導入する設備が異なるため業種毎に費用は大きく異なります。店舗といっても様々な業態があり、必要設備と導入技術次第で費用が変わることを覚えておきましょう。
要素 | 設備と技術 |
厨房設備 | ・レストランやカフェなど、飲食店では厨房設備が重要な要素となる。 ・高性能な厨房機器や特殊な設備を導入する場合、費用は高額になる。 |
空調設備 | ・店舗の広さや構造、地域によっては、高性能な空調設備が必要となり、費用が増加する。 |
セキュリティシステム | ・防犯カメラや警報システムなど、セキュリティ対策を強化する場合は、費用が追加される。 |
省エネ技術 | ・太陽光発電システムやLED照明など、省エネ技術を導入することで、長期的なランニングコストを削減できる。 ・初期費用は高くなる傾向がある。 |
要素【4】|建築材料
建築材料には手軽なものから高級なものまであり、選ぶ材料次第でおのずと費用変動があります。また内装や外装に使用される建築材料のグレードによっても費用変動します。それとは別に近年の世界情勢により建築材料が高騰しており、今後も店舗建設の費用があがると予想されます。少しでも費用を抑えるためにも、耐久性や品質に考慮しながら、廉価な建築材料もうまく検討・活用していきましょう。
要素 | 建築材料の事例 |
床材 | ・高級な天然木や大理石を使用する場合は、費用が高額になる |
壁材 | ・壁紙やタイル、塗装など、素材やデザインによって費用が異なる |
外装材 | ・外壁タイルやサイディングなど、耐久性やデザイン性を考慮して選ぶ必要があり |
建築費用を安く抑えるためのポイント
少しででも費用を抑えるポイントとして、(1)相見積もり、(2)立地条件の変更、(3)建築資材の工夫、(4)設備費用のコスト削減 の4つをご紹介します。
ポイント【1】|相見積もりを徹底する
1)複数の建築会社に見積もりを依頼することで、適正な価格が把握できる
2)各社の価格やサービス内容を比較し、より良い条件で契約できる可能性が高まる
ポイント【2】|立地条件を変えてみる
1)都心部や駅近など、利便性の高い場所は土地代が高額傾向にあることを念頭におく
2)郊外や地方都市では、比較的安価に土地を取得できる場合もあるため立地候補は幅広くとる
3)立地条件を変えることで、土地代だけでなく、建築費用全体を大幅に削減できる可能性がある
4)集客力や交通アクセスなど、事業内容との兼ね合いも考慮する
ポイント【3】| 建築資材を工夫する
1)オーダーメイドではなく、規格品を積極的に活用することで、コストを抑えられる
2)再生材(リサイクル材)を使用することで、環境にも優しく、コストも抑えられる
ポイント【4】|設備費用のコスト削減をする
1)最新設備や高機能設備ではなく、必要最低限の設備にする
2)厨房機器や空調設備など、中古品でも十分に機能するものは使用を検討する
3)一括購入ではなく、リース契約にすることで初期費用を抑えられる
4)長期的に見ると、省エネ設備を導入することで、ランニングコストを削減できる場合がある
店舗建設時の業者選定のポイント
日本全国には様々な業者が存在します。その中から、今回自分の条件に合う業者の選定ポイントとして、(1)業者の経験と実績、(2)誠実なコミュニケーションが取れるか、(3)契約内容と保証 の3つをご紹介します。
ポイント【1】|業者の経験と実績
▼実績数
1)多くの店舗建設実績を持つ業者は、様々な状況に対応できるノウハウや技術力を持っている可能性が高い
2)特に、自分が建設したい店舗と類似した業態の店舗を多く手掛けている業者を選ぶ
▼実績内容
3)単に実績数だけでなく、具体的な実績内容も確認する
4)写真や事例紹介などを通して、デザインや機能性、施工品質などを確認する
ポイント【2】|誠実なコミュニケーションが取れるか
▼ヒアリング
1)自分の要望や予算をしっかりとヒアリングしてくれる業者を選ぶ
2)こちらの意見を尊重し、親身になって相談に乗ってくれる姿勢が重要
▼提案力
3)こちらの要望だけでなく、専門的な知識や経験に基づいた提案をしてくれる業者を選ぶ
4)より良い店舗を作るためのアイデアやアドバイスをしてくれる業者を選ぶ
▼レスポンス
5)問い合わせや質問に対して、迅速かつ丁寧に対応してくれる業者を選ぶ
6)コミュニケーションがスムーズな業者は、工事中も安心して任せられる
ポイント【3】|契約内容と保証
▼契約書の内容
1)契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点があれば質問する
2)特に、工事内容、工期、支払い方法、保証内容などは、トラブルを避けるために詳細を確認する
▼保証期間
3)万が一、施工後に不具合が発生した場合に備え、保証期間がどの程度設けられているか確認する
▼アフターサービス
4)工事完了後のアフターサービス体制が整っているか確認する
5)定期的なメンテナンスや不具合への迅速な対応は、店舗の長期的な維持に重要
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