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公開日:2025.01.07 最終更新日:2025.07.30
# 看板
ポール看板はロードサイド集客のカギ!成功のポイントと設置事例を紹介
高い視認性と集客効果を兼ね備えたポール看板は自動車の通行が多いエリアにおいて高い誘導効果を発揮します。ブランドを印象づける存在感があり、ロードサイド店舗の集客に最適です。本記事では集客効果の高いポール看板の検討方法など、これからの導入に役立つ知識をわかりやすく解説します。
ポール看板とは、地中に基礎を埋め込み単独で自立させる看板を指します。基本的にはポール(柱)を脚として、表示面を上部に取り付けた形をしています。「建植看板」、「自立看板」、「サインポール」など呼称は様々です。
サイズは高さ2m程度のものから10~15m程度に及ぶものまであり、特に大型のものは大通り沿いでよく見ることができます。
3つの導入効果
【1】継続的な広告効果:高い視認性と認知度の向上
通りに面した敷地の入口に設置することで遠距離からの視認を確保し、店舗の存在を継続的にアピールします。特に車で通行する人々や歩行者に対して効果的で、ブランドが顧客の目に触れる機会を大幅に増加させます。通り沿いに独立している看板のため、建物が奥まったところにある店舗や施設でも有効です。
【2】集客効果:店舗や施設への案内・誘導に活用
ポール看板は店舗の位置をわかりやすく示すため、顧客を店舗や施設へ誘導するのに効果を発揮します。駐車場案内や営業時間などを表示させることで、さらに来店のアクセス性を向上させます。
【3】ブランディング効果:企業や店舗のイメージを強く訴求
ブランドを大きく表示するため、企業や店舗の「顔」としての役割を果たします。デザイン性や高さを活かしたポール看板は、店舗のイメージを担うシンボルとしてアピール活用でき、競合との差別化にも効果を発揮します。
集客効果の高いポール看板にするには
ロードサイド店舗において、ポール看板で獲得すべきメインターゲットは「自動車ユーザー」です。ドライバーからどのように見えているのかを意識して表示位置を検討することが成功のポイントです。看板の主な役割である「認知」と「誘導」の2段階に分けて見ていきましょう。
認知:遠方からの視認性
人間の視野は両目合わせて180度以上あり、大きく「中心視野」「周辺視野」に分けられます。そのうち物の色や形などをきちんと認識できる範囲は、中心から左右35度までの「中心視野」に限られます。
ドライバーに店舗を発見してもらうにはドライバーの中心視野に看板を出す必要があります。周辺視野の位置で視界に入る看板は情報としてインプットされないため認知されにくくなります。
敷地周辺には他店の看板や街路樹など視界を遮るものがたくさんあるため、検討の際は必ず敷地外から店舗がどのように見えるかをチェックした上で、設置位置を確認していきましょう。運転時はスピードが速くなるほど視野が狭くなっていくことも考慮します。
誘導:入口を明確に示す
認知の次は速やかに減速・入場してもらうため、看板によって駐車場と入口の位置を明確に伝えます。店舗を認識しても入口の発見が遅れると、結局減速できないまま通過してしまうことになります。
「矢印」、「IN」、「P」など、一目で入口がわかる情報を適切なサイズや色で表示しましょう。
入口を探している段階では、認識した段階よりもさらにドライバーは敷地に近づいています。認知を目的とした位置よりも低い位置が中心視野になります。敷地の入口付近にポール看板が設置されている場合、下の方にIN看板が表示されているものも多く見かけるのではないでしょうか。
ポール看板の効果を最大に創出するコツ
以上のように、検討段階で敷地の外からどのように見えるかを把握しておくことが重要です。
「実際に建ててみたら他店の看板が被って見えてしまった」「春先になったら街路樹が茂り看板が隠れてしまった」といったことがないように、実際の見え方をできるだけ明らかにしておくことが成功のポイントです。
当社では事前に看板を設置した際のイメージを作成して、見え方をお客様にご確認いただいています。こちらについては本記事よりダウンロードできる資料にて詳しくご紹介しています。無料でダウンロードいただけますので、興味のある方はぜひご確認ください。
こちらからもダウンロードが可能です。
設置前に確認すべき条例・申請のポイント
ここからは実際に設置する手順をご紹介します。ポール看板は事前に許可を受けなければ設置工事を開始することができません。速やかに導入を完了させるためには、検討段階で設置予定地域の自治体等に規制や許可について確認しておくことが重要です。ここでは主に2つの法令についてご紹介します。
屋外広告物許可申請
一定の期間継続して屋外で公衆に向け表示される看板等は「屋外広告物」に該当します。国土交通省が制定した屋外広告物法に基づき、都道府県や市町村などの各自治体は屋外広告物条例を定めています。
屋外広告物条例では、看板(屋外広告物)の掲出が許可もしくは禁止されている区域や、看板の種類に応じて掲出できる面積・高さ・色など、看板に対する様々な規制が定められています。規制の基準や内容は自治体ごとに異なるため、設置予定地域の屋外広告物条例を確認する必要があります。
屋外広告物許可は申請から許可までにおおよそ1週間~1ヶ月ほど要します。
工作物確認申請
建築基準法第88条の規定により、本体の高さが4mを超える看板は準用工作物となり工作物確認申請が必要です。
設計図、地盤調査報告書、構造計算書等を提出し、設計段階で安全上支障がないことを建築主事(または指定確認検査機関)にチェックを受けます。確認済証が発行されてからでないと工事に着手することができません。また工事完了後は速やかに検査を受け検査済証を取得する必要があります。こちらも審査機関は1週間~1ヶ月程度です。
この他にも良好な景観の形成のため景観条例が制定されている自治体など、看板設置予定の地域によって様々な規制が設けられています。事前の調査をしっかりと行っておきましょう。
設置工事の流れ
設置までの工程を簡単にご紹介します。作業の参考イメージジとしてご確認ください。
事前確認(地盤調査・障害物調査)
ポール看板のような基礎を埋め込む自立看板を建てる場合、まずその土地の地盤がどれだけの重さに耐えられ、沈下に抵抗する力(地耐力)があるかを調べておく必要があります。看板の基礎は地盤調査データを元に設計が行われます。※地盤調査データや看板の設計図は工作物確認申請に必要です。
荷重に耐えられない地盤と判断された場合には、杭工事や地盤改良を実施します。
地盤調査と並んで重要なのが障害物調査です。設置予定地に給排水・ガス・電気・通信等の引込や配管等の埋設物がないか、上空の電線が看板に接触しないか、看板の基礎が隣接する建物や擁壁等の基礎に干渉しないか、入念な調査が必要です。
地盤調査と障害物調査の結果を踏まえ、基礎形状・基礎工法を決定します。
朝日エティックでは、軟弱地盤や障害物のある物件についても、豊富な実績を基に最適なご提案をさせていただきますので、まずはご相談をお願いいたします。
工事手順
①根伐~ベースコンクリート打設
ここでは良好な地盤で一般的に採用する直接基礎(俗に底盤基礎)について説明します。
まずは根伐で基礎を埋め込む穴を掘ります。ベース部分の配筋とアンカーボルトのセットができたら、ベースコンクリートを打ち込みます。コンクリートが固まるまで養生します。
②ポール鉄骨建て込み~柱脚コンクリート打設
高所作業車・クレーンなどを用いてポール鉄骨を建てます。柱脚部分(基礎コンクリートと鉄骨の柱を接合する箇所)の配筋、コンクリート打設を行います。
③表示部分を設置
最後にクレーンなどを用いて看板のメインとなる表示を上部に設置します。
業界別に見るポール看板の導入事例
ポール看板は形状などによりいくつかの種類に分類できますが、分類方法は企業により様々です。どの形を採用するかは、「何を表示したいか」「どのようなターゲットに見せたいか」など目的によって異なります。
当社で対応した事例を業界別にご紹介します。
自動車販売業界
二柱式(兵庫ダイハツ販売株式会社様)
単柱式(株式会社ケーユーホールディングス様)
SS(ガソリンスタンド)業界
二柱式(コスモ石油株式会社様)
単柱式(出光興産株式会社様)
ホテル業界・工場など
パイロンサイン(株式会社スーパーホテル様)
パイロンサイン(中谷産業株式会社様)
※パイロンサインは見た目が異なりますがポール看板と同じく地中に基礎を埋め込む自立看板で、表示面の内部にポールが建っています。
まとめ
ここまでポール看板について、導入に向けたお役立ち情報をご紹介してまいりました。設置や維持管理にも様々な準備が必要ですが、一度導入すれば継続的な広告効果や高い集客効果など大きなメリットが見込めます。
当社では本記事でご紹介した実績以外にもポール看板を設置してきた実績が多数あり、事前の手続きから基礎工事を含む看板工事のすべてに対応することが可能です。
最後に、ポール看板をはじめとする大型看板の製作設置~アフターフォローに関して、当社でご提供しているサービスを詳しくまとめた資料をご用意しました。新規出店や拠点拡大をご検討中の企業様に最適なソリューションをご紹介しております。最適なパートナーを見つけるためのヒントとして、ぜひご活用ください。下記のバナーよりダウンロードいただけます。